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タスク管理連動型のビジネスチャットサービス「ChatWork(チャットワーク)」。日本はもちろん、海外での展開もじわじわ加速している状態。
業務フロー全体をChatWorkに依存するファンも多く、「ChatWorkのデスクトップアプリ化!Growl通知まで!|1 pixel|サイバーエージェント公式クリエイターズブログ」のようにユーザー自ら機能改善Hackをするケースも出てきているほど。
一方で、びっくりするような「ChatWork」Hack作品も登場している。
その名もすばり「WorkingIM」(http://www.workingim.com」(アクセスすることを推奨しません)。中国語のサイトで、「FIRETUNE」(http://www.rifetune.com)という会社が運営しているようだ。
スマートな印象のウェブサイトだが、よくよく見るとサービス画面は「ChatWork」そのまんま。しかも、ちゃんとサービスインしており、自社サービスとして提供もしているとのこと。
チャットワーク 専務取締役CTO 山本正喜 氏によると完全なパクリで、デザインからJavaScript、ファイル名や変数名まで完全にコピーした上で、それにあわせてバックエンドを開発したり、現地の事情にあわせて機能のチューニングもしているらしく、サービスとしては「(コピーというそもそもの問題はあるものの、それ以外の部分では) 非常にがんばっている」とのこと。
サイトで紹介されている画像をみると、微妙に色を変えたり、機能がチューニングされているが内容は完全にChatWork。
これによりChatWorkのサービスに不利益が正じたわけではないが、完全なコピーサイトの営業を認めるわけにもいかず、同社としては対応を協議中とのこと。いずれにせよ、現地でも価値があるサービスだということが証明されたと考えれば悪いように思えなくもないが。
【関連URL】
・ChatWorkのデスクトップアプリ化!Growl通知まで!|1 pixel|サイバーエージェント公式クリエイターズブログ
http://ameblo.jp/ca-1pixel/entry-11686333269.html
・【注意】中国にチャットワークを驚くほど細部までコピーしたサービスが登場 | ChatWorkブログ
http://blog-ja.chatwork.com/2013/11/chatwork-copy.html
中国のウェブ事情といえば、数年前までコピー文化が趨勢。最近はオリジナルサービスが台頭してきたように感じる面もあり、知的所有権の取扱に変容があると期待したが、こういった事例をみるとまだまだ予断を許さない状況といえるかもしれない。なお、ChatWorkとしては同じようなパクリ事例は中国の本件だけでしか確認していないとのこと▽
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプト「BreakThroughTogether」でTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)