2016年4月11日、株式会社ビースポーク(本社:東京都港区、代表取締役:綱川明美氏)は、外国人旅行者に特化した穴場紹介サイト『LEVART』が公式オープンしたことを発表した。『LEVART』は、日本に興味のある世界中の旅行者に向けて、日本の”地元”とのマッチングを行うサイト。
2020年東京オリンピックを視野に、日本の観光資源を国外に最大限アピールしようと立ち上げられた。綱川氏自身が海外経験豊富で海外の友人も多く、「増加する外国人観光客に十分な『おもてなし』を提供できていない」といった問題意識があったようだ。
旅行者の「現地の人のような体験がしたい!」という声に応えるため、『LEVART』では地元の人だけが知っているような『穴場』を紹介したり、自身の『隙間時間』を使って海外の人たちに『おもてなし体験』を提供することができる。
地元住民と外国人旅行者をマッチングさせることで、ガイドブックには載っていないような日本の奥深い魅力を、世界に発信するプラットフォームを目指す。既に約50カ国の外国人ユーザーの利用実績があるとのこと。今後は、年内にネイティブアプリのリリースと多言語化を予定し、地方自治体や地元企業とも連携の話を進めているようだ。
インバウンド向けのサービスが増えている中で、現地の人しか知らない『穴場』に着目したのは興味深い。拾いあげるのが難しい情報を集めることは、価値になるだろう。綱川氏は海外経験も豊富で、アメリカの大学を卒業し、長く外資系企業でキャリア積んできたよう。友人からのちょっとした不安や、不満を聞くことが多かったのだろう。自然流入も増えており、運営するチームも強固な体制を築いているようだ。今後のサービスの拡大が期待される。