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LINEは2013年7月18日、同社初となるメディアサービス「LINE NEWS」の提供を開始した。専用ビュワーはiPhoneとAndroid版が無償で提供される。
同社は「スマホ分野でNo1のニュースポータルを目ざす」と意気軒昂だ。
「LINE NEWS」は、通信社やメディアなどから配信されるニュースを、特定のトピックとしてまとめ、スマートフォンで読みやすい形で閲覧や共有ができるように提供するもの。
トピックは「タイトル」と「60文字程度の要約」と「参考画像」で構成され、その下に配信された記事が複数並ぶイメージ。
トピックの内容は、約20名からなる編集チームが制作するもので、画像については素材提供会社から関連するもの等を別途入手しているとのこと。
最大の特徴は「スマホ前提のニュースポータル」である点。見やすさはもちろん、LINEアカウントやソーシャルメディアとの連携もできる。また、随時アップデートされる配信ニュースの内容を継続ウォッチできる「続報」コーナーなど、スマホネイティブなニュース購読体験を可能とする。
ニュース購読のあるべき姿を追求しNo1へ
「LINE NEWS」のリーダーを務める LINE 執行役員 島村武志 氏は「Naverまとめ」を立ち上げた人物で、このサービスを通じて「ニュースの受け取り方を変える」と話す。
島村氏は、Naverまとめ開発当時から「ニュース感度高い人が情報を持ちよることで、キーワード検索では探し切れない情報へもリーチできるようになる」とユーザーの立場で情報をどう扱うかを追求していた。
「まとめで得られたノウハウや知見を活かしているのはまちがいありません。
しかし、初めからそれを活かそうとしたよりは、ニュースでもなんでも、突き詰めて有るべき姿を追求して行くと自然とそこに行き着く、みたいなところがありました。結果として、共通性があるようになったと思っています」(LINE 執行役員 島村武志 氏)
目指すは、ニューストピックの大御所 Yahoo!ニュース。スマホネイティブで成長したLINEだけに、ニュース分野でもNo1を獲得したい考えだ。
■「LINE NEWS」概要
アプリ名称:LINE NEWS
推奨環境:iOS 4.3以上、Android OS 2.2以上
利用料:無料
ダウンロード:
iPhone https://itunes.apple.com/jp/app/line-news/id669458941?mt=8
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.naver.linenews.android
【関連URL】
・LINE NEWS
http://news.line.me/about/
・【LINE】LINE、初のメディアサービスとなる「LINE NEWS」の提供開始
http://linecorp.com/press/2013/0718580
・「検索しない世界を目差す」NAVERまとめ-トピック機能追加で新たな境地へ【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51687012.html
僕自身、某キャリアのニュースポータルの編集デスクとして、3年で大きななトラフィックをさばく仕事をしてきた経験がある。ネットエイジ(元ngi group)時代には、まとめサービスを開発したこともあり、Naverまとめが登場した時は、ワクワクしながら島村氏の話を伺ったと記憶している。
そうした経験から言わせて頂くと、一定の品質と鮮度を維持できるニュースポータルは非常に強力な粘着性があり、顧客獲得効果(リテンション)がある。特に、トラフィックがあるクローズドなプラットフォームでリテンション効果を期待するのであれば、ニュースポータルは極めて大きな効果を発揮するのである。実際、僕が関与させていただいたポータルもそうだし、もちろん「Yahoo!ニュース」もYahoo!JAPANの成長に大きく寄与している。
さて、「LINE NEWS」はNo1ニュースポータル的な位置付けになるか?もちろん最大手「Yahoo!ニュース」も進化をしているわけで、国内だけを見ればそう簡単に牙城を崩せるわけではないが、今後、さらにスマホ保有率が高まる中、強力なメッセンジャーアプリを持つLINEが比較的優位のようにうつるのは僕だけじゃないはず。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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