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HuluやNetflix、Amazonプライムビデオなどなどストリーミングによる動画配信の普及が日本でも顕著になっていますが、北米はもはやインターネットのトラフィックのほとんどが動画ストリーミングと言われています。
ライブ動画ストリーミングで、YouTubeを凌ぐFacebook CEO Mark Zuckerberg 氏は数年前から「ビデオファースト」と主張しており、かつ他の動画ストリーミングプラットフォームのようにコンテンツを購入して並べるのには関心がないとも。
そういう理由には、Facebook Liveや360度動画といった技術とコンテンツを融合したエコシステム構築に注力しているという見方が濃厚です。
スマートフォンからのライブ配信は日本でも急速に普及しつつありますが、Facebookはプロ用ソリューションを準備しています。プロ用機材で撮影している映像をスマホ向けにトリミングしたり、顔認証を行って視聴者と出演者が交流をしたりといった具合です。
こうした取り組みを新たなエンタテインメントとしてどう機能させるのか? その役割を果たすためにMTVのエグゼクティブ・バイスプレジデント Mina Lefevre 氏が、Facebookに開発責任者として入社したとして話題になりました。彼女は、TVシリーズのシナリオプログラム責任者です。すでに、IAC’s CollegeHumor の共同創業者であるRick Van Veen氏は、head of global creative strategyとしてFacebookに入社しており、彼らは新たなコンテンツエコシステムの構築に乗り出すとのことです。
Facebookはテレビ市場にフォーカスしていると考えられています。セットトップボックスの開発もしばしば噂になっていますが、果たしてどうなるでしょうか。オリジナルコンテンツで攻めてくるのは間違いないとして、どんなイノベーションを起こそうとしているのが注目されます。
【関連URL】
・Mina Lefevre氏の投稿
https://www.facebook.com/dagmin8/posts/10154551505847917
スマホとテレビ
動画は大型テレビで観るという時代は終わっていると思う。もちろん大型の4Kテレビで観た方が迫力があって楽しめると思うのだけど、これだけスマートフォンに接触している時間が長くなっているわけだから、クロスプラットフォーム的な連携の方が現実的だ(レベルファイブCEO 日野晃博 氏が考える全方位クロスメディア戦略 @maskin)、元MTV Japanでエンターテインメント業界に詳しい鈴木貴歩 氏が「タッチポイントをスマホがかなり抑えているので、動画ストリーミングはコンテンツ消費のマジョリティになると思います」と語るように、エンタメ市場はスマホを中心にそれを補完・拡張する形で変容していくように思う。