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中国でVRデバイスやコンテンツ開発を行うBeijing Pico Technologiy Co,.Ltd社によれば、米クアルコムがVR向けに提供するプロセッサSnapDragon 820VRを搭載したスタンドアロン型のVRヘッドセット「pico neo」を2017年に日本と米国で販売を開始するという。
「pico neo」はVRコンテンツに特化されたプロセッサ「SnapDragon 820VR」をデバイス内に搭載し、パソコンと接続したり、スマートフォンを装着することなく単独で楽しむことができるのが特徴(パソコンと接続してHDM(ヘッド・マウント・ディスプレイ)として利用することも可能)。
バッテリーは5000mhと大きくデバイス重量が気になるが、実際にヘッドセットを装着するととても軽量という印象。実際、ヘッドセット部は350グラムしかなく、場合によってはスマホ装着型のヘッドセットの重量(スマホ込み)よりも軽い。その理由は、コントローラー部にプロセッサが搭載するなど(コントローラは220g)分散化を図っているからのようだ。
OSはAndroidベースのサブセットで、コンテンツプラットフォーム経由もしくはmicroSDカードでコンテンツを取得する仕組み。picoシリーズのプラットフォームは2016年7月から数えて15万超(picoは2016年7月に「pico 1」というスマホ装着型ヘッドセットをリリース済みでこちらはアプリでの提供。デバイス提供&アプリダウンロード数の合算)の利用者がおり、日本のコンテンツホルダーとの提携も加速している。
Beijing Pico Technologiy Co,.Ltdは2015年3月に創業。「pico neo」は2016年4月に発表し、8月に出荷開始していた。日本での販売は2017年の早い時期の予定で、価格はSDK込みのセットが7万円前後、ソフトウェア抜きのデバイスのみの場合は4万円前後を予定しているという。
【関連URL】
・pico neo
http://www.picovr.com/neo.html
・Japan VR Summit 2 登壇者および出展ブースの詳細を公開 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/post-23883.html
ディスプレイは2Kレベルの解像度で、スマートフォンのハイエンド機の表現能力と比較すると見劣りする部分はあるが、挙動全般は快適。価格が下がれば気軽なVRプラットフォームデバイスとして普及してもおかしくはないクオリティ。VRに期待する多くの人が「これはスマホの次のプラットフォームになる」と言うが、「pico neo」はその試金石となる可能性がある。