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楽天と電通は2017年7月26日、新会社「楽天データマーケティング」を共同で設立すると発表しました。資本金は1億円で、出資比率は楽天が51%、電通が49%。2017年8月中の設立を予定しています。
代表取締役社長には楽天株式会社 副社長執行役員兼CROの有馬誠氏が就任します。
テレビCMの効果をネットで検証
新会社「楽天データマーケティング株式会社」は、国内約9000万の会員数を誇る楽天の顧客基盤と購買データと、電通グループの強みであるマスメディアを含んだ戦略構築力を活用したマーケティングソリューションを提供する計画です。営業開始は2017年10月1日を予定。
電通が得意なテレビなどのマス広告と楽天の巨大なユーザー基盤を相互活用することで、例えば「テレビからネット(楽天)」「ネットとテレビの連携」など多様なパターンのプロモーションを効果的に行えるようになるだけでなく、データベースの共用化により、ユーザー毎にカスタマイズされた施策も打てる可能性も出てきます。
また、アドタイ誌による有馬誠氏へのインタビューによると「マス、デジタル、そしてリアルの店頭まですべてをつなげることができると考えている」と述べており、店頭などリアルを含めた総合的なマーケティングを展開するとみられます。
【関連URL】
・楽天と電通、新会社「楽天データマーケティング株式会社」を設立
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/0726_03.html
マス(テレビ)とネット・リアルの垂直統合というと日本テレビ&バスキュールが設立した「HAROiD」がまず頭に浮かぶ。電通も出資をしておりO2O2O戦略などを着実に実現しているが、これはテレビを主体とした文脈で番組やCMとの連動からリアルまでを一つ一つ統合していくイメージ。今回の楽天データマーケティングは、まさにビッグデータ活用を前提としていることから、HAROiDのようなクリエイティブを含めた垂直統合のストーリーを一つ一つ落としながらプラットフォームを構築するというよりは、むしろHAROiDのようなプレイヤーがより刺激的なことができるような環境を提供するような存在になるように思う。
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