京都「試作ファンド」、投資第一号は米MIT発のベンチャー「Boston Biomotion」

京都発。Makers Boot Campは、ジェネラル・パートナー(GP)として管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」=通称「試作ファンド」は2017年7月19日、第一号投資案件として米マサチューセッツ工科大学発の技術を持つ「Boston Biomotion」への出資が決定したことを発表しました。

京都の試作コミュニティが、IoTの量産化を支援

「Makers Boot Camp」は、IoT領域のシード・アーリーステージのVCファンド運営兼アクセラレーター事業を展開するDarma Tech Labs(ダルマテックラボ)が運営するアクセラレータープログラム。一般社団法人 京都試作ネットと協力して、地域に根ざしたIoTおよびものづくり系スタートアップの試作支援スキームを組み込むんでいるのが特徴です。

「試作ファンド」と呼ばれる「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」は、「Makers Boot Camp」、京都銀行が出資することがすで発表されていますが(京都にIoTスタートアップファンド「試作ファンド」、試作支援アクセラレータープログラムと共同展開)、今回、DMG森精機がリミテッド・パートナー(LP)として出資することが併せて発表されました。

今後、ファンドとして2017年内にも20億円の資金調達を達成し、金融機関および各事業会社との連携を強化し京都を「モノづくり・IoTスタートアップの都」にしたい考えです。

ファンド初の投資先はBoston Biomotionに決定

「試作ファンド」初の投資案件として決まったのが、米ニューヨーク市の「Boston Biomotion」社です。クレーンのような見た目のデバイスにと分析ソフトウェアの技術よって人体の動きを細かく調べたり、トレーニングを支援したりすることができるというものです。マサチューセッツ工科大学(MIT)内の研究から生まれたもので、「Boston Biomotion」社の株式はMITが所有しています。

「Boston Biomotion」は、試作ファンドを通じ京都試作コミュニティらと連携し、設計からソフトウェア開発、パートナーとの関係国地区なども共同で取り組む考えです。

【関連URL】
・MakersBootCamp | Darma Tech Labs
http://makersboot.camp
・Boston Biomotion
http://bostonbiomotion.com
・京都にIoTスタートアップファンド、試作支援アクセラレータープログラムと共同展開 @maskin
http://techwave.jp/archives/mbc-shisaku-1st-fund-in-kyoto-25670.html

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 京都の試作コミュニティの強みを最大限に活用するグローバル投資育成スキーム。この取り組みの利点が効果的に発揮されるようになると、グローバル展開の足がかりはもちろん、日本・京都の試作技術を世界に認知させる上で大きなプラス要因になるだろう。

About maskin

1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長を経て現在に至る。
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