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ソニーは2018年7月24日、スマートフォンカメラ用のIMX586スタックCMOSイメージセンサの次期出荷分の内容を発表しました。 0.8 μm(マイクロメートル)という超小型ピクセルサイズを世界で初めて実現し、スマホ内蔵ながら48メガピクセルを実現するとのことです。部品の出荷は2018年9月を予定しているとのことです。
この数年間のスマートフォンのカメラは飛躍的に向上しており、例えばAppleの最新スマホ「iPhone X」では12メガピクセルともはやコンパクトデジカメが不要となるほどの高精度になっていました。しかし、48メガピクセルとなると一眼レフカメラと同等の解像度です。
また、この新CMOSセンサーは「隣接する2×2ピクセルが同じ色になるクワッドベイヤーカラーフィルターアレイを使用」することで、高い感度での撮影を可能にしており、暗い場所での撮影では「隣接する4つのピクセルからの信号が加算され、12メガピクセル画像センサーと同等のレベルに感度が上がり、明るく低ノイズの画像が得られる」とのこと。
これに加えて、イメージセンサにはソニー独自のの露出制御技術と信号処理機能が組み込まれているため、明るい領域と暗い領域の両方のシーンで最適な映像を取得できるようになっているとのことです。
【関連URL】
・[リリース] Sony Global – Sony Releases Stacked CMOS Image Sensor for Smartphones with Industry’s Highest 48 Effective Megapixels
蛇足:僕はこう思ったッス
日本の大手の技術力は顕在か。例えば電気自動車のバッテリーでパナソニックが活躍していたり。こうした流れは加速していって欲しい。特にこうしたハードウェアとソフトウェアの両方を高次元で融合した製品は日本に適しているように思う。あとはマーケティング力、これをどうするか。いずれにせよ48メガピクセルのスマホカメラが一般的になったら、どんなことが起こるのだろうか。