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ロシア最大の検索エンジン“ヤンデックス(Yandex)”とロシア最大の国有銀行“ズベルバンク(Sberbank)”は、オンライン比較サイト‟ヤンデックスマーケット”をベースに600億ルーブル(約1077億円)相当のジョイントベンチャーを創立するための契約を締結した。
ズベルバンクCEO ゲルマン・グレフ氏によると、“ロシア版Amazon”の創立が目的である。
ロシア版アマゾン
ゲルマン・グレフ氏は、ロシア経済全体にとってこの取引の締結は重要であることも強調した。
「この契約を遂行するために必要な許可はすでに受けており、また法的側面に関する事柄は完全に完了している」と、同氏は述べている。
契約の過程で、ズベルバンクは、インターネットにおける本格的な商業プラットフォームを開発するよう、インターネット関連会社に300億ルーブルの資金を割り当てている。
ジョイントベンチャー“ヤンデックスマーケット”の総責任者マクシム・グリシャコフは、プロジェクトチームの主な目的は、ロシアオンライン小売業の最大プレイヤーの1つに生まれ変わることだと強調した。
「ヤンデックスマーケットは、ユーザーにとって、新しく、快適で、安全なサービスを創出し、私たちのパートナーに対し最新の技術ソリューションを提供する。」とマクシム氏は述べた。
契約成立時には、ジョイントベンチャーの企業価値は600億ルーブルに相当すると見積もられている。
ヤンデックスとズベルバンクは、新事業において同等の非支配持分を受け取り、残りの10%の株式は、ヤンデックスマーケットチームのためのストックオプションに充てられる予定である。
ズベルバンクは、新会社の経営方針について以下の3つをあげている。
1.物流や顧客サービスも兼ね備えた、オンラインプラットフォームの創設。
2.クロスボーダートレーディングセグメントの発展。
3.商品の選択や値段の比較するためのサイトとして利用されているヤンデックスマーケットのモデルの継続。
【関連URL】
・[RBCの記事] SberbankとYandexが600億ルーブル相当の「ロシア・アマゾン」を作る
蛇足: 僕はこう思いました