STEALTH VRの販売を全国の量販店で開始
InfoLens Inc.(本社:米国カリフォルニア州、代表取締役CEO:安川 洋)は2016年4月20日(水)、英国のゲーム関連グッズ会社Accessories4Technologyが製作するVRヘッドセットSTEALTH VRの販売開始を発表した。日本全国の量販店、合計500店舗以上にて販売する他、YouTuberへのSTEALTH VRの無償レンタルも行う。
STEALTH VRとは、スマートフォンのモニターや各種センサーを利用して、簡単にVR体験をすることができるヘッドセット。重さは380gほどで、頭に装着する。
取り扱い店舗は、全国のイオン、コジマ、ソフマップ、テイツー(古本市場)、ドン・キホーテ、ノジマ、ハピネット・オンライン、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、楽天ブックスで販売されるとのこと。値段は税別で9,800円。
STEALTH VRを利用したYouTuber向けキャンペーン
発売に合わせてInfoLens Inc.は、YouTuberへSTEALTH VRのサンプル合計20台を1週間無償で貸与する。6月末までのアクセス数が多いTOP10のYouTuberには、STEALTH VR本体と最高10万円分のVISAギフトカードが贈呈される。応募期間は2016年5月31日まで(応募者数により早まる可能性あり)。
STEALTH VRで注意して欲しいのは、利用対象年齢が13歳以上であること。iPhone、XPERIA、GALAXYなどの4~6インチの画面サイズのスマホにも対応しているがZenfoneシリーズの5やgo、Zenfone 2 Laserでは利用することができない。本体のサイズが合わなかったり、ジャイロセンサーが搭載されていないことが要因としてあるようだ。また眼鏡をかけたままでは使用することができない。ただし視力0.1程度までは調整ダイアルでピント調整ができるようだ。
自身も今回の製品を体験してみた。代表取締役CEOの安川 洋 氏は、もともとソニーコンピュータ・エンタテインメントで、ソニー株式会社取締役、代表執行役社長兼CEOの平井 一夫 氏のもとで働いていた人物。
PlayStation 2,3, Vita, and 4などを担当した際には、GoogleやYouTube、Facebook、Twitterとも協業を進めてきた。「画面を見ずに既存のアプリを操作できるAndroidアプリ」Drivemodeのアドバイザーを務めるなど、ゲームやプロダクト領域には非常に造詣の深い人物のようだ。今回のSTEALTH VR発売にあたっても非常に意欲的で、500店舗導入を進められたことは、VR市場の開拓にも貢献できるかもしれない、と意気込んでいる。本商品がどれだけ一般消費者のもとに浸透していくかは注視していきたい。