これが世界のスタートアップ事情、スタンフォード大「E-Bootcamp2012」参加報告ー本日渋谷で開催 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

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 世界のITスタートアップの中枢はまぎれもなくアメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレー地域。その中心はどこか?と問われれば、大陸横断鉄道の立て役者の一人リーランド・スタンフォードが設立したスタンフォード大学と言っても過言ではない。

 スタンフォード大学からは、HP、Cisco、Google、Yahoo!など名だたる企業と技術が誕生。大学中心を貫くサンドヒルロードの丘にはクレイナーパーキンスを筆頭とした有力投資家/VCが軒を連ね、いつでも巨額の投資を受けられるような構図が完成している。

 このスタンフォード大学が、米国内から70名、世界から大学生30名を選抜して開催する起業家育成プログラム「E-Bootcamp 2012: The Essential Entrepreneurship Conference」に早稲田大学 オリィ研究所の吉藤健太朗氏、東京大学都市工学科4年(休学中)でBoardでおなじみコールボードCEOの大塚淳氏が参加した。

[[ 本日6月11日、東京・渋谷でE-Bootcamp報告会が開催 ]]

アプリで一発当てる?→そんなのリスキー過ぎる




 スタンフォード大卒業者の赤羽雄二氏が旗をふる「ブレークスルーキャンプ by IMJ」の支援により、2人の参加が実現。

 たった1週間という短い期間ではあるが、吉藤健太朗氏は自身が開発する福祉機器、対孤独用コミュニケーションデバイス「OriHime」のデモを通じ多くの学生や教授らから共感を得ることに成功したという。

 残念ながら最終選考には残らなかったが、さまざまなプログラムを通じて多くの刺激と示唆を得たようだ。彼がある経営者から言われた言葉は、まだまだ未熟な日本のスタートアップシーンにズドンと響く。

Passion is very importantThey are compelling! They believe and the other people to believe.
(情熱は非常に重要だ。彼らは、なにか人にさせる力がある。彼らは(自分たちのアイディアを)信じていて、周りの人間にも信じさせる力がある。)

 一方、Boardの大塚淳史氏は、E-Bootcampを通じて世界中の起業家と交流。それらを通じ、日本スタートアップ界は何を学び、どう戦うべきかを肌で感じてきたようだ。「アプリで一発当てる?→そんなのリスキー過ぎる」という意見は、彼らが本プログラムで感じてきたもの。世界中のマーケットを見れば当然のことではあるが、人脈作りにしてもキャリア形成にしても、勢いではなくドライに考えドラスティックに変化を及ぼすことの大切さは日本には浸透していないのが現状。

 彼は、プログラム参加のまとめとして「Think globally, Act locally」という言葉を述べている。TechWaveの「glocal」というメッセージと同義で、世界を考え日本から行動せよという発想だ。

 彼ら2人のブログレポートはこちら。大塚氏、吉藤氏。まだまだ、聞き足りないところがあると思うが、本日6月11日、東京・渋谷で19時から彼等2人の報告会が開催されるので、是非参加して頂きたい。

 彼らは学生として参加しているが、このプログラムが世界のスタートアップ事情を集約したものであり、彼等の経験は学生のみならず全ての(広義の)スタートアップに参考になると思う。

[[ 本日6月11日、東京・渋谷でE-Bootcamp報告会が開催 ]]


【関連URL】
・6/11(月)スタンフォード大学アントレプレナーシップ・ブートキャンプ参加報告 | PeaTiX
http://peatix.com/event/4553/published
・ツィートに反応してくれる人が増える?…「Board」はソーシャルメディアの母艦となるか?
http://techwave.jp/archives/51735016.html
・OVERVIEW | IMJ Investment Partners
http://imj-ip.co.jp/btcamp/

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蛇足:僕はこう思ったッス
僕は、TechWaveにスタッフとして参加するずっと前から「世界を考え日本を観る」ということをモットーに活動していた。同じ感覚の日本人に会うチャンスはなかなかなかったが、シリコンバレーの同じ街に住んでいた湯川編集長とはゆるくしっかりその辺の感覚を共有できていたと思う。そして今回、E-Bootcampへの参加を促した赤羽雄二氏、そして参加した2人もそう。そして、彼らの経験を受けとめた人も、世界のスタートアップという世界を理解して、日本から戦いを挑んで欲しいと思う。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。エレベーターピッチ絶賛受け付け中! (まずはAirTimeでどうぞ!)

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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