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デジタルマーケティングの最大手IMJは2013年4月15日、シリコンバレーの投資会社 「Fenox Venture Capital」と共同で新会社「IMJ FENOX PTE. LTD.」を設立することを発表した。
資本金は417万1700 USDで、出資比率は、IMJが74.37%、Fenox Venture Capitalが25.63%となる。
本社はシンガポールで、IMJインベストメントパートナーズ 代表取締役社長 堀口雄二 氏が就任する。IMJインベストメントパートナーズは、全事業を「IMJ FENOX」に譲渡する形となる。
現場で投資判断を
IMJ FENOXは、東南アジア及びシリコンバレー、そして日本を中心に活動。デジタルマーケティング領域における投資や開発経営支援事業を展開する考え。
堀口社長は「やはり現場レベルをうまく知っていないと正確な投資判断ができないと感じている」とのことで、社長自身がシンガポールで指揮をとるため、すでに生活の場も移したとのこと。そして早速インドネシアでのワークショップ開催なども準備しているという。
まだまだ成長余地がある東南アジア。タイムマシン戦略として、過去日本が通過した轍を再展開するなどの発想は多いものの、実際に参入している人は「簡単には成功しない」と口を揃えるのが現実。そこで、デジタルマーケティングというIT時代の基盤を構築しようとするのがlMJの戦略だ。
【関連URL】
・IMJ | 新会社 IMJ FENOX PTE. LTD. を Fenox Venture Capitalとシンガポールに設立 – リリース情報 – Press Room
http://www.imjp.co.jp/press/release/20130415_000950.html
・Fenox Venture Capital: A Silicon Valley based global venture capital firm
http://fenoxvc.com/
近年における日本IT企業の東南アジア進出でも、特に腑に落ちる進出劇。たとえば新生TechWaveのロゴはインドネシアのデザイナーだったりするのだけど、彼らは個人で、急速に発展し続ける現地スタートアップらと付き合っている。また為替レートの差もあり、意欲的にグローバルな仕事をこなそうと努力を続けているのだ。堀口社長もまったく同じ点に着目されていて、その現地のポテンシャルをうまい具合にスパイラルとしてまとめ上げられるのではないかと期待している。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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