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ミクシィは2012年9月18日、月ごとに購入するスタイルのファッションコマース「Petite jete (プティ ジュテ)」をプレオープンした。
対象とするのは20代の働く女性で「店舗やインターネット上の膨大な商品の中から自分に合う1枚を選ぶことが難しい」といった声 (同社の独自調査)に応えるべく、オンにもオフにも着回せるようデザインされたコレクション(商品ラインアップ)から1品を選択して、月ごとに購入するというサービス。
価格は初回は3150円(税込)、次月以降は月々4200円(税込)で送料無料で利用できる。
想い出を切り取れるか
kobo Touch (ブラック) |
忙しいけれどおしゃれを楽しみたい女性のために、パッケージにも力を入れたほか、スタイリストがお勧めするコーディネートやコラムが書かれたカードも封入するなど、定期購入型ならではの親近感や信頼感を重視した演出も考えられている。なお、購入したいアイテムがない月は “スキップ” することもできるなど、サービスもよく練り込まれている印象だ。
◇サービスのフロー
1.アイテムの選択毎月季節にぴったりのアイテムを揃えた「今月のコレクション」の中から、お好きなアイテムを1つお選びいただけます。
・最初の月:会員登録いただいて、アイテムを選択。
・2か月目以降:毎月1日に「今月のコレクション」が更新。毎月1日~5日の「アイテム選択期間」にお好きなアイテムを選択。
※おすすめのアイテムをお送りする「おまかせ」や、今月のアイテムを「スキップ」することも可能です。2. アイテムのお届け
選んだアイテムが、こだわりのパッケージに包まれて届けられます。スタイリストがおすすめするコーディネートやコラムなどが掲載された「スタイルカード」も同封されます。
・最初の月:注文から1週間ほどでお届け予定です。
・2か月目以降:毎月中旬ごろまでにお届け予定です。3.ちょっとオトナに
オフィスにプライベートに、手持ちの服と合わせながらコーディネートをお楽しみいただけます。毎月新しいアイテムが届くため、クローゼットを開くのが楽しみになります。
このサービスは、ミクシィが「mixi」や「Find Job!」に代わる新規事業創出のために2012年8月からスタートした新規事業創出を目的とする部署「イノベーションセンター」の認可第二号サービスとなる。(第一号はこちら)
イノベーションセンター案件は三ヶ月ごとに事業評価が行なわれるため、スピーディーな展開が期待される。
【関連URL】
・Petite jeté(プティジュテ) – ちょっとオトナのファッションを、毎月お届け
http://petite-jete.com/
・ミクシィが世界に通用するAndroid開発支援サービス「DeployGate」をリリース 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51761137.html
・遂に始まる日本版「定期購入サービス」、協議会設立へ 【増田 @maskin】 #jsca
http://techwave.jp/archives/51758556.html
ソーシャルパトロンサービス「Grow!」の定期購入サービスへの方向転換といい、一気にコマースがサブスクリプションへと流れているような状態。ミクシィのこの企画も、この1~2ヶ月の流れを読み取り、一気に企画から開発まで到達したようだ。確かに、定期購入型は、運営側と密な接点作りが不可欠であるため、ソーシャルメディア普及期にはフィットすると思うし、多様なモデルの構築が可能であると思う。ただ、物販の場合、供給や在庫管理、カスタマーケアなど、さまざまなノウハウが必要になるだろう。その辺をどうクリアにして、IT x リアルを活性化するか注目。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveの活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・表現・ミディアム・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。