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社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催、日経BP社が共催するゲーム展示会「東京ゲームショウ2012」が9月20日から千葉・幕張メッセにて開催される。
20日(木)と21日(金)はビジネスデイとして関係者のみ入場可能で、一般公開は 22日(土)と23日(日)の2日間となっている。入場料や条件については公式サイトで発表されている。
今年最大のポイントは「スマートフォン」。出展者の殆どが主力ブランドを使ったスマホ対応コンテンツを投入しており、GREEやgloops、ブシロードといった “スマホのみ” で大規模ブースを構える会社も増えた。
冒頭の図は、始めてスマホ関連ブースが設置された2010年から、2011年、そして2012年に至るスマートフォン関連展示が締める様子を色で現わしたもの (赤がスマホのみ、薄い赤が一部でスマホ関連出展)。2012年が「スマホゲームの年」であるのは明らかだ。
2012年はスマホが席巻
東京ゲームショウでスマホ関連で動きがあったのは2010年。iPhoneとAndroid用それぞれで小さなコーナーが用意されていた。
(東京ゲームショウ2010 公式サイト・フロアマップ)
当時、PCやフィーチャーフォンでのソーシャルゲームに注目が集まっている段階で、まだスマホのメジャー感は薄い状態。2010年6月にGREE Plathomeをオープン化していたグリーは、3000万会員をめざしているといった状況。当時のグリー 取締役執行役員 事業開発部長 CFOの青柳直樹氏は「2010年内にiPhoneおよびAndroid対応をする」 と発言していた。
グリーが本気を出した2011年
大きな変化が起ったのは2011年の東京ゲームショウだ。グリーが、大手ゲームメーカーに引けを取らない規模で大規模ブースを展開(写真は当時)。スクウェア・エニックスも独自のソーシャルゲーム「拡散性ミリオンアーサー」を展開してはいるものの、“スマホのみ”で攻めるグリーは完全に突出した存在となった。
(東京ゲームショウ2011 公式サイト・フロアマップ [PDF])
2012年、大手ではSCEのみがスマホ非対応
今年はというと(フロアマップ [PDF])、グリーの隣に、カードゲームなどでお馴染の
ブシロードとgloopsがスマホのみのブースを設置している。
その他、コンスーマーゲーム業界もほぼ全てでスマホゲームを投入。2500万人会員を誇るソーシャルゲームで好評なコナミは、メタルギアとスマホの2本柱。
当然ながらスクウェア・エニックス、セガ、カプコン、レベルファイブもスマホ関連タイトルを主力ブランドを用いて出展している。
そんな中、昨年の東京ゲームショウ2011で次世代携帯型ゲーム機「PS Vita」をリリースしたソニーコンピュータエンタテインメントは、PS Vitaを利用したAR体験イベントを筆頭に、大量のPS Vitaコンテンツを投入するなど “スマホ対抗色” を出す。
リッチ化が進むスマホゲーム界で各社はどのような方向性を提示するのか、このイベントが今後のゲーム界を占う試金石となるかもしれない。
【関連URL】
・GAMEで笑顔がつながっていく。| TOKYO GAME SHOW 2012 – 東京ゲームショウ2012
http://tgs.cesa.or.jp/
・[2010年] 東京ゲームショウにおける“小さな変化” 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51502590.html
僕としては昨年の段階で、今回くらいの雰囲気なっているべきだったと思っている。コンプガチャ問題やスマホ普及率からいうと妥当ではあるかもしれないが、ここまでスマホ関連の出展が出揃った今、世界を変えるくらいガツンとした流れが生まれて欲しいと切に思う。なお、個人的にはPS Vitaを応援している。3G対応で、FacebookもTwitterもYouTubeもニコニコ動画も対応してるし、うまくマーケットに落すことができれば、ユニークなデバイスとして定着する可能性があるからだ。というわけで、明日、現地で取材&速報していくのでお楽しみに!
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveの活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・表現・ミディアム・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。