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HTMLベースのプレゼンテーションについて、これまでいくつかの素晴らしいプラットフォーム紹介してきた ( Slippy ・ Impress.js)。
最近では「reveal.js」というJavaScriptライブラリ(支援プログラム群)を使用したプレゼンがお気に入りで、資料作りや外出先でのプレゼンで頻繁に利用してた。
ただこれらはHTMLベースであるため、テキストエディタなどで直接HTMLファイルの中にプレゼンの内容を記述する必要があり、書いては、ウェブブラウザで表示をチェックするなどの手間があった。
そこで「rvl.io」の登場である。reveal.jsをベースに、ウェブサイトからオンラインでスライドを編集することができるサービスの登場だ。もちろんWYSWYG (見たまま)で編集できる。一般公開が前提でスライドファイルのホスティングもできるし、HTMLに書き出すことも可能だ。しかも美しい、まさに万能のプレゼンツールなのだ。
美しいトランジションエフェクト
冒頭の画面は、まさに編集中の画面。プレゼン専用ソフトと同じような編集ツールが用意されており、フォントの大きさや種類、装飾はもちろん、画像の挿入も簡単。
HTMLコードの挿入ももちろん可能なので、YouTube等の埋め込みコードを貼り付けて動画などを再生することもできる。
スライドは上下に移動可能なので、長い内容も整理しながらメリハリを付けてめくり続けることができる。なお、テンプレートおよびページ移動時のエフェクトはそれぞれ5種類。HTMLとは思えないくらい美しく、日本語にも対応できる。
それでもHTMLベースでは専用ソフトにはかなわない部分も出てくる懸念もある。ただ、HTMLコードを直接編集できるし、書き出したものを別サイトで処理することもできるためアイディア次第といったところだろう。
【関連URL】
・「rvl.io」
http://www.rvl.io/
プレゼンは、様々な過酷な条件で行わなければならない。プレゼンの回数をこなしている人は「なんで本番になるとファイルが開けなくなるんだろう」「借りた機材では映像が投影されない」などの問題に直面したことがあるはずだ。もちろんある程度は対策が打てるが、より確実に問題を回避するのであれば、より軽量かつシンプル、汎用性に優れたスライドを準備すべきだと思う。
「rvl.io」であればどんな非力なマシンでもページはめくれるし、もちろんiPadやiPhoneでも再生できる。ファイルがコピーできなくてもオンラインに公開しておけばいいし、資料として配布もできる。公開できないならオフラインもしくはファイル書き出しで対応することができる。USBなどでコピーしても非常に小さなファイルサイズなので安心。これを使わない手はない。
夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら