80万ドルを調達したKAIZENとは?、継続改善プラットフォーム「planBCD」を展開 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

 KAIZEN platformは2013年8月20日、グリーベンチャーズ・GMO VenturePartners・サイバーエージェント・ベンチャーズをVC3社より総額 80万米ドルの資金調達を実施したと発表した。

 同社が手がけるのは「planBCD」というウェブサイトの成長を促進するサービスだ。

 サイトのユーザーインターフェース(UI)を改善し、コンバージョン率を高める手腕を持つ「Growth Hacker」とサイト運営者をつなぐプラットフォームを展開する。

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 サービスの基礎となるのは「A/Bテスト」と呼ばれる手法。複数のデザイン案を同条件で展開し、一番成果が出るものを選択するというもの。

 「planBCD」では、UI改善要望を 複数のGrowth Hacker(専門職もしくはデザイナー等)にオファーする。

 提出された複数のUIデザイン案の中から、試したいものを選択すると、「planBCD」が自動でテストを実施し、成果を分析した上で効果の高いものを選択してくれる仕組みとなっている。

 導入は、JavaScriptのコードを貼り付けるだけと手軽で、デザインの切り替えからログ集計までスタンドアロンで実施できる。

 サービスプランは、クラウドソーシング型で一般のGrowth Hackerに依頼する「オープン型」が9月中旬に開始予定で、社外秘プロジェクトなどで社内やパートナーのリソースだけを使用するプラットフォームレンタルプランは既に展開中だ。

 価格はプラットフォーム型は50万円からで、オープン型はスタンダードが月額10万円。成果を発揮するトップ20%のGrowth Hackerだけ依頼するプロフェッショナルが20万円/月、トップ10%だけに依頼するマエストロが50万円/月となっている。パフォーマンス保証制度が提供されており、元のUIよりコンバージョン率が上がらない場合は無料となる。

 この他、JavaScriptの呼び出しフィーが1000回あたり20円から50円発生するほか、管理者アカウントが1つにつき1万円となる。

 KAIZENでは、デジタルコンテンツやEC、そして広告の3分野の売上アップをミッションとして、3年で4500社、100億円から450億円の売上規模を目指す。

まずは国内市場で収益化

 KAIZENを創業したのはCo-founder & CEO 須藤憲司 氏。

 リクルートホールディングスグループの最年少エグゼクティブ・執行役員として、オンライン広告を最適化する新規事業部を立ち上げ、年率2倍成長を4年続け大きく成長させてきた手腕を持つ。

 今回の資金調達は、シードラウンド(創業直後の資金調達)で、開発体制の強化と人材採用で土台を固め、まずは企画の実証性を確認しながら国内での展開を収益化させる考えだ。

 KAIZENは、米国カリフォルニア州サンフランシスコと東京に拠点を構えており、創業当初から世界展開を視野に入れている。米国での展開については「競合も存在するため、現在は現地投資家との調整やマーケットリサーチに注力し、参入方法については検討段階にある」(Co-founder & CEO 須藤憲司 氏)という。

 日本で注目が集まりつつある開発支援サービスの有望株として今後が注目される。





【関連URL】
・シードラウンドでグリーベンチャーズ、GMO Venture Partners、サイバーエージェント・ベンチャーズの VC 3社より総額 $800,000 の資金調達を実施しました。| KAIZEN platform,Inc.
http://kaizenplatform.in/pressrelease/2013/08/20/seed-round.html
・planBCD – Growth Platform
https://planb.cd/


蛇足:僕はこう思ったッス
A/Bテストと言えばY Combinator発の「Optimizely」が有名だ。Optimizelyと同じサンフランシスコに拠点を置くおとになるKAIZENは、完全な競合として戦いを挑む考えだというのだからワクワクする。
先日、設立したばかりの新橋のオフィスを覗かせて頂いたが、スタートアップ然とした真っ白な空間には未来ばかりが詰まっているように感じた。日本発のスタートアップとして、どんな戦いぶりを見せてくれるか期待している。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。世界のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙や開発に関与。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。
中長期プランニングやアドバイザリー活動で定評がある。タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現しながら、TechWaveを一人で建て直し中。
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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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