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多様化するECの世界。激戦が繰り広げられるこの領域に、また新たなサービスが登場する。
ドラフトが2013年6月19日にスタートした「Liklly」の最大の特徴は、ファッションに特化したSNS型ECという点。
Pinterest風のデザインを採用し、キーワード検索ではなく、アイテムやユーザーを「Like」したり「フォロー」することで、好みを分析してアイテムをリコメンドしてくれる仕組み。
スタート時点で2200ブランド、30万点のアイテムを取り扱っており、すべて直接購入可能。購入時に、景品等と交換できるポイントを付与する仕組みもある。このポイントサービスの拡大も狙っている。
ファッションEC拡大に向け先手を
福井県に拠点を構える「Liklly」を運営するドラフトは、ネットを活用した洋服の直販を主力とする企業。
独自ブランドの商材の開発なども手がけている。
ドラフト 代表取締役 伊藤佑樹 氏は、付加価値提供型EC事業への参入について 「ファッションのeコマース化率はまだ10%と言われていて、今後浸透するにつれ付加価値提供型のモデルも需要が高まると考えました。
特にLikeした商品でその人の好みを分析しレコメンドしてくるという機能はファッションとの相性がすごく良いと思うんです。
それと、これだけSNSが使われているわけで「個」の発信が大切になってくると思っていまして、将来はユーザーがアイテム紹介ページを作成し、売上の一部を還元する仕組みなども検討したいです」と説明する。
売上目標は、会員10万人で、月商1億円。
今後、2013年夏頃にスマートフォンアプリのリリースを予定。提携ブランドを増やし、アイテム点数を100万以上する考えだ。
【関連URL】
・『Liklly』(ライクリー)
http://liklly.com
ECサービスというと、先にビジネスモデルとサイトがあり、物流などは後付けか外注となるケースが大半だが、実際に物販をやっているスタートアップ企業がこうした本格的なサービスを提供するのは珍しい。しかし、今やそういうスピードで世界が変容しているわけで、付加価値とコミュニティ両方を抑えたところに勝機がまわってくるのは確実。福井から日本を変えていって欲しい。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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