新ミクシィ「ネイティブアプリに集中」、アントレプレナーの巣として変革へ 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]
 創業者 笠原氏の退任。新経営体制の発表を行ったミクシィは2013年5月15日、2012年度通期決算発表及び新経営陣による戦略発表会・ライブ中継を実施した。

screenshot_202 新たに経営チームに就任したmixi事業担当の取締役 最高事業責任者 川崎裕一 氏は「mixiタウンなど、フィーチャフォン時代に適していたが、環境は変わった」と言い、同社が最もフォーカスすべきと考える「スマホネイティブ」層にフォーカスすることを表明。

 スマホネイティブ分野の開発者を4倍に増員し、スマホの開発プラットフォームを整備。現在、2本のアプリを50本にまで拡大していくという。

 「アプリは2本だが、会員数はすでに累計1000万人」と川崎氏は優位性を語る。つながりを広げるSNSとして成長させつつ、アプリを通じユーザー課金をしていく考えだという。

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 代表取締役社長 最高経営責任者の朝倉祐介 氏は「ミクシィのサービスがスタートした2004年からみると、現在の環境は全く変わってしまった。それに対応できず、思うような成長を遂げることができなかった」と説明する。

 朝倉氏はそれを受け「永久変革」というキーワードを提示し、以下3つの方針を掲げた。

新mixi 3つの方針

1.mixi内外での収益拡大 → 戦略事業子会社を設立

 2012年に社内に設立されたイノベーションセンターに触れ、そこから輩出された「DeplayGate」や「ノハナ」のようなスタートアップの流れを加速したいと説明した。
 7月1日に広告やマーケティングを運営する「ミクシィマーケティング社」を設立。DSPDMP事業「Vantage」、ネットポイントらを関連子会社として展開する。

2.外部事業への積極投資

 事業ポートフォリオを拡大し、非連続成長に着手。そのためにアイ・マーキュリーキャピタルを7月1日に設立。50億円規模の投資を実行。一連の活動は株式売却による利益(キャピタルゲイン)確保目的ではなく、長期保有を目的とする。スタートアップからレイターまで、オンライン/オフラインも視野に入れる。

3. アントレプレナーの輩出

 新社長 朝倉氏を含め、川崎氏も自らスタートアップにトライした経験を保有。そもそも、笠原氏が企業したイーマーキュリーの社内ベンチャーとして立ち上がったmixiもスタートアップであり、そんなアントレプレナーシップを賞賛する組織にしてく考えを表明した。

【関連URL】
・ミクシィ創業者 笠原氏、代表取締役を退任 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/mixi_retire_mr_kasahara.html
・2012年度通期決算発表及び新経営陣による戦略発表会・ライブ中継のお知らせ
http://mixi.co.jp/press/2013/0515/11732/
・ミクシィとInnoBetaが業務提携、新サービス「DeployGate Scope」でアプリ開発を強力支援 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51786188.html
・ミクシィの新規事業「ノハナ」は目標の5倍成長 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51782658.html

蛇足:僕はこう思ったッス
masaki_masuda_60 ちょっと泣いた。思い返せば2002年頃、orkutというSNSにはまり、日本でもblog CMSとあわせてSNSも普及させたいと思い啓蒙活動をスタートしていた頃のこと。orkutには伊藤譲一さんとかネットエイジ西川さんん、そして笠原さんくらいしかいない状態。イーマーキュリーの社内事業としてmixiが出てきたときは興奮した。ビットバレーという日本スタートアップの胎動はあったものの、まだまだスタートアップの成長戦略なんて描けない時代、mixiはF1層をびしっと狙い、ノンプロで口コミ拡散をなしとげていった。あの骨太感、アントレプレナーとしてのがっつき度が再びこの時代に出てくると思うと興奮してしまう。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等の
https://www.chatwork.com/g/techwave_maskinベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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