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KDDI Web Communicationsは2013年4月17日、ソフトウェア開発者がWeb APIを利用して音声通話やテキストメッセージの送受信を可能にするクラウドサービス「Twilio」の日本版サービスの提供を開始したと発表した。
これに合わせ、共同創業者兼CEO Jeff Lawson氏が初めて日本に来日。
「電話は世界に150億台ある、ソフトウェアによってさまざまなイノベーションを起こすことが可能」と熱弁をふるった。
ソフトウェアでイノベーション、やるなら 今でしょ?!
Twilioの開発者数は15万人、サービス提供国 40カ国以上。北米では、開発者向け施策としてカンファレンスやハッカソン、ミートアップなどを多数開催している。
シンプルかつクラウド網の利点を効果的に活用することで、ソフトウェアによるコミュニケーションイノベーションに注目する開発者が大幅に増加。ブームともいえる大きなムーブメントとなっている。
Jeff氏は「現在展開しているのは通話、テキストメッセージ、ボイスメッセージだが、それ以外の領域にも関心がある。大切なのはソフトウェア人があらゆるデバイスをつなぐ役目を果たすということ。IT x デバイスがもたらすスマートコミュニケーションは多様で、そのイノベーションを起こせるのはソフトウェア人。やるなら今しかない」と語る。
日本でのサービス名は「Twilio for KDDI Web Communications」。初期費用0円で、固有の電話番号を使用する場合に月額490円かかり、その他、通信料などが別途かかる。
米Twilioのワールドワイドサービスの一環として提供され、KDDI Web Communicationは販売代理店としてサービスを提供する形だが、Twilioが提唱する「Global Low Latency」というクラウド通話における遅延防止する品質向上プログラムの実現にあたり密接的な協力関係を構築しているという。
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(通話時の遅延を均等化することで、対話を自然に行えるようにする)
KDDI Web CommunicaionはTwilioに似た通話APIサービス「boudio」を提供していたが、4月16日でサービスを終了。リソースを集中することで3年で開発者1万人、売上10億円達成を目標にするという。
クラウド電話API「 Twilio 」料金表(税込)
初期費用 0円
電話番号利用料 (月額) 490円
固定電話宛通信料 9円/1分
携帯電話宛通信料 19円/1分
VoIP宛通信料 0.25円/1分
着信料
VoIPから 0.25円/1分
VoIP以外から 1円/1分
追加録音領域 0.1円(10,000分まで無料)
【関連URL】
・Twilio for KDDI Web Communications
http://kddi-web.twilio.jp/
新生TechWaveの一大カテゴリーとして掲げる「IT x ハード」。これこそが日本ITの起死回生領域であり、イノベーションの源泉だと思う。Twilioは、lPテレフォニーをソフトウェアで生まれ変わらせているが、単なる電話を超えた活用法が生まれると思うし、この周辺領域はまだまだ可能性があると思う。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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