株式会社シーエーシーでブログ解析ツール「KIZASI」の開発にたずさわった稲垣陽一さんと瀬戸口光宏さんにお話をうかがった。
- 話題の言葉の力を計測して変化のきざしをつかまえる
- 話題の言葉の力は2つある。一つは伝わる力。引用されたり、コピーされたり、ブログの空間の中で広がる力。それを計測するのは、出現頻度や語ったブログの数などを計測する。
- もう一つの力は質を変える力。耐震偽装事件で、「マンション」という言葉のイメージが、がらっと変わった。「刺客」という言葉で「選挙」のイメージが「おもしろい」というものに変わった。エンタテーメント化した。
- ビジネスの利用価値は2つある。1つは広告、販促のキャンペーンの効果の測定。どれだけその商品名がブログに出現したかという「量」と、その商品名がどのような文脈の中で語られているのかという「質」の測定が可能。また何が話題になっているのかをリアルタイムで把握できるので、メディア側はそれを参考にしてコンテンツを作れる。
- 話題になっている言葉に関連のある記事を探してきて自動的にリンクづけできる。例えば、ニュースサイトの場合は、話題のキーワードに関連する過去記事へ自動的にリンクが張られる。「蒸し暑い」というキーワードが話題になっていれば、旅行会社のサイトの「軽井沢」のツアーにリンクが張られるという仕組み。
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