先日、スローガンと共同で大学生および大学生限定の海外ベンチャー参入体験ジョブプログラムを発表した孫泰蔵氏率いるMOVIDA(モビーダ)が、今度はサイバーエージェントベンチャーズ(以下、CAV)と組み、シリコンバレーを中心とした有力ベンチャーの日本展開を支援する事業を開始した。単なる国内パートナー探しではなく、起業の意思はあるが、立ち上げ経験を詰みたいといった “起業家予備軍” を対象としたもの。期間は数ヶ月から長くても1年、フルコミットが条件だ。激戦区の海外スタートアップの日本展開という濃密なプロセスを経て、起業に必要なノウハウを体に覚え込ませたい考えだ。とはいえ応募形態は緩く、個人からチーム、法人までノミネート可能となっている。
アーカイブ 9月 2011
日本からシリコンバレーで起業しようとするスタートアップがバブル的賑わいを見せる中、MOVIDAJAPAN (代表取締役 孫泰蔵氏)とスローガン(代表取締役 伊藤豊氏)が共同で、大学生および大学院生を対象とした興味深いジョブプログラム「グローバルスタートアップイニシアチブ(Global Startup Initiative、以下GSI)」を開始する。
GSIは、米国・欧州で既に創業しているスタートアップの日本・アジア支社を立ち上げるという就業プログラム。インターンではなく、自ら責任を持って海外スタートアップの本社を直接訪問、交渉し事業を立ち上げるというもので、新卒社会人1年目並みの給与を得ることもできる。
[もっと読む…] about 大学・大学院生限定、海外スタートアップと連携した短期濃縮型起業体験プログラム 【増田(@maskin)真樹】
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米サンフランシスコで開催中のテクノロジーカンファレンス「TechCrunch Disrupt」の目玉イベント、ベンチャー企業のプレゼンテーション大会「スタートアップ・バトルフィールド」でShakerが優勝した。Shakerについて詳しくはFacebookで熱く盛り上がれる「Shaker」本日ローンチ【増田(@maskin)真樹】
同イベントには頓智・(トンチドット)が2008年に、2010年にGunzoo(グンゾウ)が予選を通過して登壇しているが、今年は予選を通過した日本企業はなかった。
今回のバトルフィールドで個人的に気になったのは、以下のスタートアップ。
Prism Skylab
レストランなどの監視カメラのライブ映像をウェブカメラとして公開する際に、顔などを自動的にぼかす技術。店舗内の人数も把握できるので、グルーポンなどのキャンペーンと来客数の相関性を計算することなども可能という。
Bitcasa
Dropboxのようなストレージサービス。Dropboxが特定のフォルダを指定するのに対し、BitcasaはOSを含むすべてのファイルをクラウド上に記録。PCは、あくまでもキャッシュとして利用する。行動履歴や他のユーザーの行動履歴を特定のアルゴリズムを使って解析し、ユーザーが次に利用する確率が高いファイルを予測して、キャッシュとしてPC側に記録させておく仕組みになっている。このアルゴリズムは企業秘密らしいが、映画2本を同時にストリーミング再生できるほど効率的なデータ転送が可能という。
Trello
増田さんの記事にある通り。
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米サンフランシスコで開催中の大手IT業界カンファレンスTechCrunch Disruptで、米Facebookのソーシャル広告担当者のGokul Rajaram氏がソーシャル広告を定義した。同氏は、ソーシャル広告とは、①広告主企業のロイヤルカスタマーがだれであるのかを把握し、②そのロイヤルカスタマーに情報発信するきっかけと情報発信しやすい仕組みを提供することだ、と語った。
ソーシャル広告の特徴を完結にまとめたところを見ると、この2つの要素が存在する広告・マーケティングのスキームこそがソーシャル広告である、という定義が同社内で一般化していることがうかがえる。またこの発言に対する司会者や聴衆の反応を見ても、この定義がシリコンバレーで広く定着し始めていることが分かる。
ソーシャル広告は新しい概念であることからこれまで的確な定義がなく、ソーシャルメディア上のユーザー属性や人間関係をもとにターゲティングする広告もソーシャル広告と定義されることがあった。またソーシャルメディアは基本的に、顧客の声を聞くことに適したメディアで、広告主のメッセージを伝播することに適さないメディアある、という認識にも変化が生じ始めているようだ。
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世界のIT業界の代表的カンファレンス「TechCrunch Disrupt」の取材で、米サンフランシスコを訪れている。全3日の同カンファレンスのプログラムのうち2日目が終了、スタートアップのコンテスト「スタートアップ・バトルフィールド」の予選通過企業31社の全プレゼンテーションが終わった。3日目はその中から優勝企業が発表されるわけだが、31社を見た上での感じたことなどを書いてみたい。
リアルソーシャルの成熟
日本ではソーシャルというキーワードが旬なバスワードになっている感じだが、今回のDisruptでは「ソーシャル」というキーワードをメインコンセプトにしたスタートアップ企業は1社もいなかった。それは「ソーシャル」というブームが終わったというより、「ソーシャル」はあって当然のインフラであり、そのインフラを利用して何をすべきか、どうすればそのインブラを最大限に活かせるか、ということに米国のIT企業の関心が移行したからなのだと思われる。
「ソーシャル」といっても、実名などで本人を特定できる「リアルソーシャル」と、どこのだれだか分からない匿名ユーザー同士の交流という「バーチャルソーシャル」の二種類の「ソーシャル」があるが、「リアルソーシャル」の普及を前提としたサービスが目立った。
例えばtrippyというサービスは、これから旅行したい都市を宣言しておくと、友人や友人の友人たちの中でその都市出身者や旅行経験者などから訪ねるべき観光名所やレストラン、おみやげなどに関するアイデアやアドバイスが寄せられるというサービスだ。どこのだれだかわからないユーザーからアドバイスが寄せられる「バーチャルソーシャル」なサービスはこれまでにもあったが、trippyは友人や友人の友人という「リアルソーシャル」をベースにしたサービス。本当の友人からのアドバイスなので、親身になったアドバイスや、旅行を計画しているユーザーの性別や家族構成などといったユーザー属性を把握した上でのアドバイスが得られる、といったメリットがある。
またmeexoというスタートアップは、独身の男女の出会いを促進するオンラインデーティングのサービスを提供しているのだが、「リアルソーシャルグラフ」(自分の本当の友人、知人)に自分が恋人を募集しているいう事実が表示されないように工夫されている。同社はこうした工夫を「リバースソーシャルグラフ」と呼んでいるのだが、これもまたリアルソーシャルが普及したことで可能になった工夫であるわけだ。
このほかにもこれまでに存在するサービスをより使い勝手よくしたサービスや、社会のどの部分に変革を起こすのかという目的意識のはっきりしたサービスが多く、ソーシャル、特にリアルソーシャルをベースにしたサービスが成熟期に移行しつつあるように思われた。
コンピュータ派生のスマートフォンで移動体ゲーム市場が拡大するのに対抗してか、携帯ゲーム機の世界でネットワーク連携型の潮流が生まれようとしている。。ソニー・コンピュータエンターテインメント(SCEJ)は9月14日、携帯ゲーム機「プレイステーションVita(ヴィータ)」を12月17日に発売すると発表した。3G通信機能に対応してモデルもあり、NTTドコモと提携しプレイペイド型SIMカードを販売するという。
「ゲームはやらないし」という人もスマートフォンと同じことが携帯ゲームでできるようになるとなれば話は違うのではないだろうか。
[もっと読む…] about プレイステーションVitaはO2Oプラットフォームとなるか、3G通信ドコモSIM対応で12月17日発売 【増田(@maskin)真樹】
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インフォコム(代表取締役社長 山本員裕)は9月14日、インターネットメディア事業の早期拡大にあたり立ち上げ&運営実績の豊富なインフォバーン(代表取締役: 小林弘人/今田素子)と提携すると発表した。インフォコムは、ネットビジネス事業を重点事業分野の一つと位置付けており、2011年2月にブログCMSのシックス・アパートを完全子会社化している。
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過去MicrosoftでExcellチームに所属し、StackOverFlowの協同設立者でもあるJoel Spolsky氏が経営する「Fog Creek Software」は北米時間の9月13日、業務などにおけるチーム向けのコラボレーション支援ツール「Trello」をローンチした。
Trelloを使えばチームの誰が何をしているかといった、タスク管理や進捗管理、重要次項リストなどを確認したり、諸伝達を行うといったことができる。共同作業に必須の機能を、ボード型のインターフェイスに集約することで一度にチェックすることができるようになっている。登録は無料で、ログインはGoogleアカウントからでも可能。
[もっと読む…] about オフィスのホワイトボードを止めて「Trello」を使うべき理由【増田(@maskin)真樹】
スポーツ観戦は、とにかく気の会う仲間など沢山で応援していた方が楽しい。ジェネシックスが2011年9月13日にリリースしたiPad専用アプリ「ワンダホー・スタジアム」は、プロ野球をソーシャルメディア連携でより楽しく観戦するのに必須なアイテムと言えるだろう。
ワンダホー・スタジアムにはメンバー表や対戦成績データなどのデータが納められていて、プロ野球中継などをみながら簡単に閲覧することができるだけでなく、Twitterと連携しスコアデータを引用しツィートたりファン同士で盛り上がるための機能が豊富に搭載されている。
このアプリは、9月1日に第一回が開催された「TechWave DebutDay」に出展したもので、ゲスト投票で上位にランクインしていた。最新のデータは月額250円の定期購読で取得できるが、リリースキャンペーンということで9月30日まで無料となっている。
[もっと読む…] about ソーシャル野球観戦のお供に!「ワンダホー・スタジアム」登場! 9/30まで無料キャンペーン【増田(@maskin)真樹】