- 雨を降らせる機械からiPhone電脳メガネまで「自分が欲しいから作った」Mashup Awardめっちゃ楽しい12作品【鈴木まなみ】 - 2013-11-19
- スマホアプリは大手有利の時代【湯川】 - 2013-07-05
- そしてMacBook Airは僕にとっての神マシンとなった【湯川鶴章】 - 2013-06-14
店の近くを通ると、お店からクーポンなどのお買い得情報がケータイに送られてくるー。モバイル広告の1つの形として早くからその可能性が指摘されていた方法だが、プライバシーの問題などもありこれまでなかなか実用化されなかった。そんな中、米Placecast社がベンチャーキャピタルなどから出資を受け、まさにこのモバイル広告のサービスを本格的に開始している。
ユーザーにとって仕組みは簡単だ。自分の好みのブランドやチェーン店などを選択し、メッセージ受け取ることに合意する。あとはケータイを持って街に出るだけ。好みの店の近くを通ると、ケータイにセール情報が送られてくる。ユーザーが希望したブランドの情報だけ送られてくる。オプトインということで、スパムにはならないのだろう。
最初に書いたように単純なコンセプトなので、Placecast社の強みというものがどこにあるのか、同社のウェブサイトを見ただけではよく分からない。サプライチェーンマネジメントや、コンテンツマネジメント、アドサービング技術なども取り入れているとだけ書いてある。10件の特許申請済という。
1つだけジオフェンス技術(Geo-fencing)という技術の説明があった。ターゲットエリアにユーザーが入ったらケータイにメッセージを送るための地域を特定する技術だそうだ。ターゲティングエリアは、店舗を核にした等距離の範囲がいいとは限らない。南に駅があれば、南方に広がる範囲をターゲットエリアにすべきだろう。またユーザーによっては遠くまで歩くのが平気な人もいれば、苦手な人もいる。ユーザー層の年齢や性格も考慮に入れて、ターゲットエリアを決めることも大事だ。そうしたデータをすべて考慮してターゲットエリアを決める技術なのだそうだ。
【関連記事】
新聞とモバイルの新しいカタチ=Foursqureとカナダの地元紙が提携
ローカル広告は、クラウドソーシング、アドマーケットプレースでブレークスルーを
注目位置情報サービスの「FourSquare」日本で利用可に=狙うはローカル広告
twitterの位置情報対応で可能になった11の事業アイデア
機は熟した。これから始まるジオメディア時代