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Foursqureで最も活発な都市、実は東京【湯川】

 米有力ブロガーのRobert Scobleさんは自身のブログで、Foursquareの中で東京がニューヨークを抜いてナンバーワンの市になろうとしていると書いている。Foursquareの共同創業者のDennis Crowleyをインタビューした結果のエントリーだが、エントリーの中にはインタビューの動画が埋め込まれており、その中でCrowleyさんは次のように語っている。

 まだしっかり調べたわけじゃないんだけど、仲間がデータを解析していて「えー!チェックインの回数で東京がニューヨークを抜いている!」って叫んでいたんだ。

 この発言からだけでは、長期的傾向の始まりなのか、偶然その日だけ東京のチェックイン回数が多かったのは分からない。だが、少なくとも東京がニューヨークと並ぶほどユーザーの活動が活発な都市になったことは間違いないようだ。


 日本でもFoursquareが利用できるようになったのが昨年11月。わたしはそのときの様子を注目位置情報サービスの「FourSquare」日本で利用可にというエントリーに書いている。そのときはFoursquareを使っている友人がほとんどいなかったので、何がおもしろいのかまったく分からなかった。

 最近、数カ月ぶりに利用を再開したのだが、今は多くの友人が利用していてなかなかおもしろくなっている。「Tips」と呼ばれるちょっとした情報の中に「この近くにおいしいピザ屋がありますよ」「この店ではこのケーキがおすすめですよ」などといった耳寄り情報などが含まれていて、結構便利になっている。

 前回のジオメディア・サミットの際に、Foursquareのユーザーに挙手を願ったのだが、さすがにジオメディアのイベントだけに90%以上が手を挙げていた。

 利用者が急増しているのは日本だけではなく、Business Insiderによると世界中のユーザーの一日のチェックイン回数は60万回にも上るという。3月には1日40万回足らずだったというから急成長を続けていることが分かる。

 それにしても日本では、本当にこうしたソーシャルメディアの利用が盛んなのだろうか、どうなんだろう。今回の東京がニューヨークを抜くという話や、英語の次に日本語のブログやTwitterの情報発信が多いという話などを聞くと、日本でソーシャルメディアが非常に盛んであるような印象を受ける。一方で「Twitterなんてまったくはやっていない。やっているのはネット、広告業界関係者と政治家だけ」というような話もある。

 どっちなんだろう。

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