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米マイクロソフトは現地時間の6月16日、世界で一番早く売れたゲーム機用周辺機器「Kinect (キネクト)」をPCから利用するための開発キット「Kinect™ for Windows® Software Development Kit (SDK)」 を発表した。ダウンロードは公式サイトで可能になっており、非商用利用に限り無償で利用できる。
Kinectは、横長のデバイスに埋め込められた複数のカメラと独自の処理プロセッサにより、人の体の動きをリアルタイムで認識することができる。ゲームでは、上の写真のようにダンスする人の動きにあわせて、キャラクターに同じ動きをさせることができた。PCで利用できるようになることで、マウス等と同じ入力機器の一つとして活用することができるようになる。
SDKで使用できる言語は「C++」「 C#」または「Visual Basic」。プログラマーはセンサーから送付されてくる生データ(深度センサー、色認識カメラセンサー、4つのマイク)を初め、2人まで認識できる「骨格トラッキング」のデータを利用できる。
SDKの発表にあわせ、同社本社のある米カリフォルニア州レドモンドのキャンパスで24時間のコーディングマラソン(「Code Camp」)を開催。医療や科学、そして教育分野などにおける活用法を模索したとのこと。
なお、日本マイクロソフトとしての発表はないようだが、クローズドなデモは多数行われているようで、近いうちに国内における開発支援策なども公表されるのではないかと推測できる。特に日本はXbox360のシェアが、世界と比べて極端に少ないため、ここで踏ん張らないと世界の潮流に乗り遅れる懸念もある。
Kinectがリアルとネットの繋ぎ役になるのだとしたら、、、、「テレビxクラウド」「自動車xクラウド」「商品ディスプレイxクラウド」「風呂xクラウド」「玄関xクラウド」「水槽xクラウド」など夢想はつきないのは筆者だけだろうか?
【参考URL】
●Kinect for Windows SDK from Microsoft Research
http://research.microsoft.com/en-us/um/redmond/projects/kinectsdk/
●Microsoft Releases Kinect for Windows SDK Beta for Academics and Enthusiasts
http://www.microsoft.com/Presspass/press/2011/jun11/06-16MSKinectSDKPR.mspx
先日、Microsoft社によるSkype社買収のニュースがあり、本メディア編集長 湯川つるりんが「MicrosoftはKinectとつなげるためにSkypeを買収」という記事を書いている。そのためだけと言い切れるかどうかはまだわからないが、Kinectには4つのマイクにノイズやエコーのキャンセリング機能も搭載されている上に、映像による音声発信源なども特定できる。これは、効果なテレカンファレンス用機器と同等かそれ以上のパフォーマンスが期待できるのは事実。ただ、日本では極端なテレカン苦手という文化なので(この辺は編集長 x 副編集長バトル中)、僕としては別の方向で活路を見い出するのではないかと考えている。というか、何か作りたい。
コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。