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コントローラーを使用せず、動きを入力できるナチュラルユーザーインターフェイス「Kinect」。
米Microsoftは現地時間の2013年3月18日、Windowsに対応した最新のソフトウェア開発キット (SDK)を公開すると発表した。2012年10月以来の更新で、バージョンは1.7となる。
Kinectは、人間の骨格を認識し、体全体の動きを認識することが特徴だが、最新SDKにより手の平の動きを認識したり、認識対象をリアルタイムで3Dモデルに変換することができるようになる。
進化途中だが未来を感じさせてくれるアップデート内容
手の平認証は「Kinect Interactions」という新機能によりもので、画面に触れることなくボタンを押したり、画面を掴んで拡大縮小したり回転したりすることができるようになる。手の平タッチ操作は、2人まで同時に使用できるため、ゲームなどでの応用も考えられる。
デモを見る限り指一つ一つの細かい動きをキャプチャーできるわけではなさそうだが、例えば店頭のサイネージでジェスチャーだけで情報を操作できるなど、より手軽な利用が可能となりそうだ。
リアルタイム3Dモデリング
「Kinect Fusion」は、Kinectセンサーを使って対象となる人や物の3Dモデルを、リアルタイムに作成してくれるというもの。
AR(拡張現実)や3Dプリンターへの応用はもちろん、工業デザインへの応用やファッションチェックなど適用可能な領域は無限。3Dスキャナーは非常に高額だが、極めて安価に代替機能を実現できる可能性がある。
【関連URL】
・Kinect for Windows announces new version of SDK coming March 18 – Kinect for Windows Product Blog – Site Home – MSDN Blogs
http://blogs.msdn.com/b/kinectforwindows/archive/2013/03/16/kinect-for-windows-announces-new-version-of-sdk-coming-march-18.aspx
・PCを空間で操作? 画期的な入力デバイス「LEAP」【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51746217.html
Leapmotionのような精度はないにしても、骨格スキャン→手のひら&3D と進化してきたKinectがさらなる高みに到達するのは時間の問題 (数年前から関連する研究が多数行われている)。 とにかく3Dモデリングは驚異的。たった1万円プラスαのデバイスとソフトで革命が起ろうとしている。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。