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ちょうど1年前、パイオニアが世界初となるAR(拡張現実)技術を搭載したカーナビを発表した。
当時、「フロントガラスに投影されたら完璧」といったコメントが寄せられたが、まさにそのまんま、実際の運行視野の情報とナビ情報がAR技術によって融合し、HUDによって視線を変えることがなく参照できる究極とも言えるカーナビが同社から発表された。
「カロッツェリアサイバーナビ」最新機種となるAVIC-VH99HUDとAVIC-ZH99HUDは、レーザーを使用したHUDにカーナビ情報を表示する機能を持つ。実際はフロントガラスに投影するのではなく、実際の風景にHUDを透かして映像を観ることができる。発売は2012年7月下旬。
カーナビ最高峰の “進化”
カーナビの機能としてはフルスペックの最高峰。NTTドコモの通信ユニットが同梱されており、各種情報を取得できるサービスには3年間情報取得できる通信料も含まれている。
いずれのモデルもAV機能にも優れており、音質は折り紙つき。iPhone等の接続はもちろんSDカードやBlueTooth接続の再生も可能。ボイスコントロールも完備する。
肝心のナビ情報については、状況に応じて情報デザインを変更するなど、洗練されたまさに革新という名にふさわしいフラッグシップモデルとなっている。
【関連URL】
・サイバーナビ AVIC-VH99HUD_AVIC-ZH99HUD 特長1 | カーナビゲーション | carrozzeria
http://pioneer.jp/carrozzeria/cybernavi/avic_vh99hud_avic_zh99hud/
・パイオニアARカーナビ「カロッツェリアサイバーナビ」発表、フロントガラス越しの実写映像にルートを重ねて表示【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51661539.html
今、ITのUX/UIは “直感的” というキーワードで邁進し続けている。漠然とした感性ではなく、洗練された情報デザインという方向だ。サイバーナビは、飽和状態にある “情報” を、現実という多次元的な情報環境に浸透させることで、ITとリアルの融合を果たそうとしているように思える。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは創出支援に注力。