マイクロソフト「Surface」価格流出？、同日公開のCM動画がやばい、 【増田 @maskin】

[読了時間: 2分]

　2012年10月26日、米マイクロソフトの次期オペレーティングシステム「Windows 8」の発売にあわせ登場すると見られている独自のデバイス「Surface」の価格の一部が流出したようだ。

　すでにリンクは削除されているが、一瞬表示された価格を記録した米TechCrunchによれば、Windows 8の低コスト版とも言えるWindows RT仕様のもので最も安い32GBモデルの本体価格が499ドル。キーボードを兼ねたカバーが付属したモデルが599ドルとなっている。64GBのキーボード&カバー付属モデルが699ドルだ。

　過去、Windows RTモデルは599ドルという噂も流れたが、今回流出した499~699ドルというのはRetinaディスプレイのiPad最新モデルと同じレンジであり、現実に近いものであろうという意見が多い。

　いずれにせよ10月26日の発売日には入手できるようになるわけで、まずはもう少し待ってみたいところだ。本日はSurfaceの最新CMも公開され話題を呼んでいるので、そちらをチェックしつつその魅力に迫ってみよう。

他に類を見ない軽快さ

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　CM動画はまるでダンスムービーのような軽快さ。ストーリー全般を通じ、Windows8/RTのユーザーインターフェイスの世界観とSurfaceの使い勝手を説明している。このムービーにおける大切なポイントは「堅牢なボディ」と「Windows8の操作の簡便さ」と言えるだろう。

　まず堅牢なボディについては、軽量ながら高い剛性を誇る「VaporMg」(ベーパーマグ／マグネシウム蒸着 参考動画)という特殊な加工を施していることにある。もちろん乱暴に扱っていいわけではないが、iPadのように固い床に落しただけでガラスが割れるといった使用感ではないことを暗に表している。

　もう一点は「Windows8の操作の簡便さ」だ。なぜそんなことが言えるかというと、iPadを説明するビデオと比較すれば明らか。Windows8/Surfaceは魔法使いの手の動きのように右左上下と単純な動きで沢山の機能/コンテンツを切り替えられるようになっている。Windows8の情報デザインルールに従い、画面に表示されてる情報は最小限で操作系も常にシンプルになっているからだ。このダンスはイメージではあるが、ある種の芸術品であるiPadではこのビデオは成立しない。

2種類のSurface

　このSurfaceは2種類のモデルがあり、今回の価格リークは「Windows RT版」となる。おそらくARMプロセッサが搭載されることになり、組み込み専用のWindows8と言えるWindows RTが実装される。イメージとしてはWindows8のタブレットOS版といったところ。Officeもおまけで付いてくる。

　一方でWindows 8 Proモデルは、タブレットにも対応したパソコンだ。このモデルにはOfficeは付いておらず、自分でインストールする形となる。画面もフルHDで、ポートもハイエンドなものが搭載されている。

　意外とわかりずらいこの2モデルの違いは頭に入れておくといいだろう。

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前夜祭は2012年10月25日 18時から秋葉原で開催

　10月26日の発売日に先駆け、10月25日(木曜日) 東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて「Windows 8 前夜祭」が開催される。TechWave副編集長はもちろん、多数の人が現地入りすると思う。

【関連URL】
・Surface by Microsoft
http://www.microsoft.com/surface/en/us/default.aspx
・Windows 8 初めてのテレビCM 、10月26日発売に向けた大規模キャンペーン開始【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51765555.html
・Amazon.co.jp:Microsoft Windows 8 ストア(パソコン、タブレット、PCソフト)
http://www.amazon.co.jp/b/?_encoding=UTF8&camp=1207&creative=8415
・「Windows 8 (TM) Metro スタイル アプリ 開発週間 2012春」まとめ 【Microsoft x Techwave】 @maskin #wddjp
http://techwave.jp/archives/51740586.html

蛇足：僕はこう思ったッス
気になるのはRTと8 Proモデルの差異。8 Proが上位なのは解るのだけど、RTにおけるプロセッサの能力はともかく、“できないこと”がどれくらいあるかが焦点。筆者のようにウェブとテキストエディタ、それと簡単な表計算で事が足りるのであれば軽量化が施されたRTモデルを選択したほうがいい。