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米Appleは2013年3月6日、電子書籍販売サービス「iBookstore」日本語版の提供を開始した。
iOSのアプリ「iBooks」上から利用できるようになっており、アプリ「iBooks」を起動して「Store」ボタンをクリックすると、画面のようなStoreモードに切り換わる。
また、iTunesアプリケーションでも順次「ブック」のメニューが表示されつつある。
タイトル数は好評されていないが、リリースによると大手出版社に 講談社・角川書店・文藝春秋・学研・幻冬舎 の名前があがっており、「スティーブ・ジョブズ I」(講談社刊)といったベストセラーも散見している。
なお、価格はタイトルによってばらつきがあるが、「スティーブ・ジョブズ I」についてはAmazon.co.jpでは1995円のところ、iBookStoreでは2000円となっている。
村上龍作品が他プラットフォームに先駆け登場
ストアは、一見するとAppStoreやMusicStoreにも見えるタイル状のページで構成されており。下部にあるボタン「ブック」「ランキング」「トップ著者」「検索」「購入済み」でメニューを切り替えられる。
書籍はサンプルのダウンロードも可能。
ラインナップを見てみると、村上龍の「心はあなたのもとに」や「希望の国のエクソダス」「空港にて」がラインナップに入っているなど、競合とは違う品揃えを意識しているように見える。同氏の作品はAmazon Kindleや楽天Koboでは、まだ取り扱われていない。
【関連URL】
・Apple Launches iBookstore in Japan
http://www.apple.com/pr/library/2013/03/06Apple-Launches-iBookstore-in-Japan.html
・アップル – アプリケーション – iBooksで電子書籍をダウンロードしてiOSデバイスで楽しもう。
http://www.apple.com/jp/apps/ibooks/
スマホおよびタブレットの普及により、急速に拡大しつつある電子書籍市場。以前きいたところによると、出版全体では出版点数が増え、ベストセラーが減少しているとのこと。確かに読みごたえのある本が少ないと感じることも多い。よりカジュアルになった出版物は、ソーシャルリーディングなどネット連携により価値を高め、ひいては出版を再創造するのだろうか。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。