- AIとフィンテックの相乗効果で、アジアに金融の可能性が広がる - 2024-02-22
- 持続可能性とマーテックの融合 〜 環境配慮型マーケティングに向けて - 2024-02-22
- FinTechの進化と高度なデータ保護の必要性 - 2024-02-22
寄稿
TechWaveではさまざまな分野・国と地域からの寄稿を受け付ける取り組みを始めています。全国に引き続き中国圏からのゲストライターによる寄稿です。急速に成長する世界のVR市場において。
グローバルのバーチャルリアリティ(VR)市場は現在、驚異的な成長を遂げています。ザイオン市場調査のレポートによると市場は2016年に20億2千万ドルと評価されていましたが、2022年には260億ドルを超えると予測されています。業界はその成長により、新たな可能性を予見しいくつかの他の産業に数々の解決法を提供しています。
数多くのハイテク企業が、多種多様なビジネスプロセスを支援し、提供するサービスや製品を強化するために、巨額の投資による仮想現実(VR)の採用をすでに開始しています。中でも、Facebookは他の巨大テクノロジー企業の中でも、2014年に20億ドルでOculus VRヘッドセットを買収したことでVRにとても大きな関心を示しています。この技術の美しさは、ゲーム、エンターテイメント、教育などの他のいくつかの産業への適用できるものです。
VRの独特なものにするものは仮想空間を創造し、実際の世界と区別することが非常に超現実的な経験をユーザーに提供することにほかなりません。3D機能と驚異的なユーザー経験によりこの技術は企業と顧客をさらに繋がるプラットフォームを提供し、ユーザーが完全にブランドに潜入することをもたらします。この経験は、顧客により良く奉仕するために、いくつかの企業がそれを採用するのを押し進めたものです。サムスン、HTC、Zeissなどの技術プレイヤーは現在、顧客体験をさらに強化するために機能的なVRヘッドセットを市場に投入しています。ソニーも昨年、PlayStation VR を導入し、ゲーマーに全く新しいレベルのスリリングな経験を提供しています
VR市場における断片化を乗り越えろ
しかし、成長は挑戦なしには起こりません。すでに開発されているいくつかのプラットフォームでは、断片化が常に重要な問題になっていて、それを乗り越える必要が出てきています。
VR技術の問題は、異なるベンダーのAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)が存在することにあります。言い換えると、特定のブランドのVRヘッドセットは、アプリケーション開発者によってリンクされている特定のアプリケーションのみでしか実行でききないという事です。
企業にとってVR市場への参入は高コストであり、かつアプリケーションが使えるデバイスが一つしかないというのは消費者にとっても非効率です。同じような問題として、HTC ViveのようにデスクトップPCとVRヘッドセットをするモデル、物理的なハードウェア・シリーズでしか使えないPlaystation VRなどのようなものもあります。これらのデバイスはハードコアゲーマーに受け入れられるかもしれませんが、多くの大衆に広まることはないでしょう。
VR業界の主要プレーヤーであるCEEKは、このギャップを埋めるための方法をすでに提供しています。ブロックチェーン技術を実装してVRの対話型体験を民主化しようとしているのです。
CEEK社は、VRハードウェアのクロスプラットフォーム仕様を目指す「OpenXR」アプリケーションインターフェイスを使用し、断片化されたAPIや移植の問題を解決すべく活動を進めています。
OpenXRアーキテクチャーは、ソフトウェアとハードウェア、インタフェースとの間の断片化を軽減する標準化されたシステムとして記述することができ、開発者と消費者はVRとすべての可能性に容易にアクセスすることができる仕組みです。
CEEK社は、このOpenXRアーキテクチャに準じたスマートフォン接続のVRデバイスを提供しています。もちろん、他のOpenXRデバイスでもCEEK社のコンテンツにアクセスすることが可能です。
この解決法はギャップを埋めそして断片化の問題に永続的な解決策をもたらすのに役立ちます。CEEKはさらにブロックチェーン技術の実装を通じオンライン音楽や違法ダウンロードの解決法を提供するだけでなく、アーティストが制限無くバーチャルチケットやコンサートのバーチャル商品を販売することを可能にしています。
CEEK社の最終目標は幅広い人口のエンドユーザーに呼び掛けて、ブロックチェーンでVRサービスを提供し完全な没入体験を提供することを目指しています。
スティーブン・スピルバーグの映画「Ready Player One」(参考「VR小説の決定版、日本人必読「Ready Player One」 」)に描かれているようにバーチャル・ワールドを想像することができ、人々が関わることでCEEKトークンを使って商品やサービスを交換をしようとしているのです。
CEEKは、強力なパートナーやリソースとつなぎ合わせることで、現在および今後の主要なVRブランドとしての地位を確立する準備ができています。
【関連URL】
・[公式] CEEK VR – Learn more about CEEK’s ICO | VR + Blockchain