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店舗や施設の遊休スペースを荷物預かり所として活用するシェアロッカー事業「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開するecbo社は本日(2020年5月12日)、飲食店のメニューをミールキット(料理キット)として全国に配送するのを支援する新サービス「ecbo kitchen(エクボキッチン)」の提供を開始した。
新型コロナウイルス拡大の影響を受け、飲食店は休業や、テイクアウト対応などを余儀なくされているが、「ecbo kitchen(エクボキッチン)」を利用すれば、定番メニューなどを全国に向け提供できるようになる。現在、取扱店を募集中だ。
ワンストップでミールキットを提供する「ecbo kitchen(エクボキッチン)」
緊急事態宣言下で、多くの飲食店がテイクアウトなどを展開しているが、集客や業務運営面で苦労している店舗が多い。そもそも外出を自粛している状態で店頭に訪れる人も少ない上に、需要が見込めず、仕入れのコントロールがうまくいっていないからだ。
しかし、「ecbo kitchen(エクボキッチン)」を使えば、いつものメニューを全国に配送が可能になる。すべて事前予約になるためムダな仕入れが削減されるだけでなく、商圏が全国に拡大される。
飲食店は、ecbo社サポートの上、ミールキット(料理キット)を冷凍または冷蔵の状態で梱包し、食品衛生法上に必要なラベルを貼って発送する。
「ecbo kitchen」は専用のECサイトを運営し、販促の一部を担う形。利用手数料は、フードデリバリー事業者よりも安く抑えられているが、送料は飲食店負担となる。梱包座やラベルの準備などのコストをどうクリアできるかが課題となりそうだ。
「ecbo kitchen(エクボキッチン)」が狙う「食の循環」
ecboは、当初の事業でシェアロッカー「ecbo cloak(エクボクローク)」で注目を集めた。そもそものミッションは「世界中のモノの循環を滑らかに」というものがあり、預かった荷物を別の拠点に届けるなどのビジョンを持ち合わせていた。
今回のミールキット宅配「ecbo kitchen(エクボキッチン)」は、「食」の流れを滑らかにする「食の循環」を狙ったものとなる。シェアロッカー事業のパートナーに飲食店が多い点もあげられるが、スタートアップ経営社として「この世の中に新しい価値観を提案する必要がある」(ecbo 代表取締役社長 工藤慎一氏)と説明する。
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・[公式] ecbo kitchenecbo kitchen