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荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクロ ーク)」を展開するecbo社は2018年2月5日、JR東日本・JR西日本イノベーションズ、メルカリおよび個人投資家などからシリーズAの資金調達を実施したことを発表しました。
JR東・JR西が同時に出資
ecboは2015年6月2日創業。駅構内や店舗などの空きスペースを、荷物の預かりスペースとして貸し出す事業を2017年1月から展開。荷物は最大辺45cm以上の大型荷物を600円/日、それ以下を300円/日で預かるモデル。店舗には収益の一部が支払われる仕組み。
ecboは、2016年に実施された「JR東日本スタートアッププログラム」で全237件の提案の中から、審査員特別賞受賞。JR東日本の駅構内で実証実験を行っていました。
JR東日本とはスタートアッププログラム以降も引き続き関係を構築する形で正式サービスを2018年中に開始する計画。また、JR西日本イノベーションズとも同等の関係構築するとみられています。
今回の資金調達では、JR東日本およびJR西日本イノベーションのほか、C2C事業の最大手メルカリの出資のほか個人投資家には赤坂優氏、廣田朋也氏、河合聡一郎氏らが名を連ねます。
「駅を中心に点を増やす」
ecbo代表取締役社長 工藤慎一氏は以前のインタビューで「これまでのecboの事業展開では、預けられる荷物の80%が大型スーツケースで、利用者は過半数がインバウンド旅行者とユーザーペルソナの傾向がハッキリ見えています」と話しています。
ecboは今回の資金調達で、「ecbo cloak」の事業展開エリアとしてもっとも適した“駅”周辺での早期に国内1万店舗を達成したい考えです。
【関連URL】
・[公式] ecbo株式会社
・[プレスリリース]
蛇足:僕はこう思ったッス
2017年12月のイベントIVSで国内最高峰といえるピッチイベント「Launch Pad」で見事優勝を勝ち取ったecbo。彼らの事業の根幹は空きスペースをベースとしたシェアリングエコノミー化だが、その先の壮大なビジョンを描いたことが勝因といえる。工藤氏は事業スタート前からいろいろな話を伺っているが、柔軟で野心的、新しいタイプの起業家といってもいいと思う。この1年どう成長するか楽しみ。
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