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世界中のウェブページやアプリを見ていると、時々その文字を表示することができず「⯐」の記号で埋めつくされてしまうことがある。仮に読めない言語であって、形状がわかればコピペして検索するなどいくらでも方法はあるのだが「⯐」が出てしまうとお手あげ。欧米では、この記号が日本の豆腐に似ていることから「Tofu」と呼ばれている。
この「Tofu」を撲滅しようと米Googleが5年前から開始したのが「No more tofu」フォントプロジェクトだ。略して「Noto」。
「⯐」の記号は、端末内にその文字を表示できるフォントのデータが無いために発生する。2016年10月6日、Googleはオープンソースで800言語、11万以上もキャラクターをカバーした「Noto Font」のユニコード形式のデータの提供を開始した。ライセンスはOFL。
日本語も「Noto Sans CJK JP」という名前で、ノーマルから太字まで多数のタイプが提供されている。
「Noto」プロジェクトは、AndroidやChromeOSのために必要にせまられて開始したもの。デザインから言語そのものの専門家らの協力を筆頭に、MonotypeやAdobe、ボランティアの協力を得てようやく提供できるようになった。フォント開発のための各種リソースの提供も行っているという。
【関連URL】
・Google Noto Font
https://www.google.com/get/noto/
・An open source font system for everyone
https://developers.googleblog.com/2016/10/an-open-source-font-system-for-everyone.html?m=1
壮大なプロジェクトをよくなし遂げてくれたなという感じ。これだけインターネットが普及しても、特定の地域から発信された情報を目にすることもできないこともある状況。これは文化の断絶といってもいいと思っていた。また、Noto Fontのいいところは、美しいタイポだという点。ファイルをダウンロードすれば簡単にインストールできるので(Macはひらくだけ、Windowsも多分おなじくらいの手間だと思う)ぜひためして頂きたい。