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日本IT業界で人気が高まるチャットツール「Slack」が「Evernote」と連携できるようになりました。流れるチャットメッセージをEvernoteでしっかり記録。タスク管理にも使えそうです。
「Slack」といえば古くはIRCに代表されるチャットコミュニケーションツール。昨今、シリコンバレーからの流れを受け、日本でも利用する組織が増えてきました。
ただ、基本的にはフロー型で流れを読むのはいいものの、大切な内容を保存しておく用途には向いていません。しかし、Evernoteとの連携により、大切なメモや会話を添付ファイルもろとも保存することが可能です。
例えば、Slackでの発言内容をEvernoteに保存しておきたいなら「/note」コマンドを冒頭に記載した上で内容を投稿します。
EvernoteにSlack連携専用のノートブックが作られ、そこに「/note」とした内容がノートとして記録されます。これは自分専用のメモなので共有しない限り他の人の目には触れません。
Slack上で他のメンバーとのやりとりを記録したい場合は「/clip」コマンドを使います。
「/clip」コマンドは、Slackの会話の内容全てがノートに記録されます。メッセージはもちろん、画像やPDFといった添付ファイルも含みます。また「/clip since 2017-10-02」とうように期間指定も可能です。
さらに、今回のSlack&Evernote連携で、SlackからEvernoteのノートを検索して共有できるようになりました。コマンドは「/find」です。検索結果からシェアしたい項目を選ぶだけでそのノートをSlackに投稿できるようになります。
今回の連携は今のところ英語、ドイツ語およびスペイン語にしか対応していませんが。日本語などもいずれ対応するでしょう。それにもましてこの連携の価値はとても高いといえます。なぜなら流れるだけのコミュニケーションが一つの価値(=ノート)としてまとめられ、管理体系が一つ追加されるわけですから。
【関連URL】
・EvernoteとSlackを連携| Evernote
https://evernote.com/intl/jp/slack
Slackの仕組みとしては数十年使われ続けているIRCと変わりなく「なんでこんな古い概念が今また人気になるんだろう」と疑問に思っていた。API連携の豊富さなどを別にすれば、タスク管理や知財管理と連携したツールは他にもいいものがあるからだ。ただ、Slackの潔いまでのフロー型と、とにかくストックし価値化しようとするストック型のEvernoteとの出会いはまさに軌跡の邂逅といえる。お互いの得意不得意を見事に埋めているわけだからこれ以上のことはない。EvernoteはストックするだけでなくTo Doなどの機能もあり、Slack組織コミュニケーションによるいろいろな課題が(まずは)解決に動くように思う。