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LINEは2018年7月11日、旅行情報サイト「トラベルジェイピー」を展開するベンチャーリパブリック社と旅行事業分野での資本・業務提携を締結したと発表しました。LINEからベンチャーリパブリック社に出資を行い、LINE社は株式の34%を2018年8月1日に保有する予定になるとのことです。
ベンチャーリパブリックが運営する「トラベルジェイピー」は国内外の旅行情報を扱うサービスで、月間訪問数は1500万。「大手旅行会社を含む約250社が販売する厳選された
110万件を超える格安航空券、国内外パッケージツアーをまとめて検索・比較することができるほか、国内約3万軒および海外約130万軒のホテル・宿についても横断検索することができる」というものです。
LINEは日本国内の月間利用者7500万人に対する高付加価値のサービスとして決済分野に注力。ECラインナップの拡充の一環として2018年6月29日にLINEトラベル(参考「LINEトラベル本日開始、旅の途中もサービス範囲」)を開始していました。
LINEトラベルは「タビマエ(旅行喚起及び旅行の計画・予約フェーズ)」・「タビナカ(アクティビティやグルメなど旅行中のフェーズ)」・「タビアト(旅行後の思い出やオススメのシェアなど旅行後フェーズ)」の過程において一気通貫したサービスを提供する考え。
コマース事業とO2O戦略の責任者であるLINE株式会社 執行役員 executive officer 藤井英雄氏は「例えばタビナカは大きな市場があるにも関わらず手がだせてなかった領域で、LINEのプラットフォーム基盤を活用することで価値化することができる」と話しており、今回の資本・業務提携により、そのビジョンが一気に現実のものになる可能性がでてきました。
【関連URL】
・[公式] ベンチャーリパブリック
蛇足:僕はこう思ったッス
LINEが描くビジョン。Closing the distance。これを実現するものはメディアとIT。情報メディアは薄利多売という思い込みが続いているが、実はプラットフォームと組み合わせることでかけ算以上の価値が生むことがわかりつつある。この動きは市場を切り拓く可能性があると共に、利用者にとって体験したことのないような価値をもたらすと期待している。