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3Dでつくられた映像を立体的にみることができるデスクトップ据え置き型のホログラムディスプレイ「Looking Glass」。一見、ありきたりな3D映像のように見えますが、視点を変えるとそれはまるで実物をみているような写像が投影される仕組みです。
彼らは遂に、3Dクリエイター向けのデバイスの出荷を開始するようです。現在、米クラウドファンディング大手KickStarterでキャンペーンを実施中。すでに2000万円以上の支援を獲得しています。
センサーと併用してさわれる3Dディスプレイに
「Looking Glass」はPCとはHDMIとUSBで接続します。下の写真のように、不通のディスプレイと並べて使うことで、3Dモデリングの実像を「Looking Glass」に投影することで立体的に確認することが可能です。さまざまなアプリを専用ストアで提供する予定で、MayaやBlenderを筆頭とした3Dモデリングツールに対応します。
「Looking Glass」用のSDKを使えば、さまざまな入出力装置にも対応。
実際に3Dオブジェクトに触ってシミュレーションを行ったり。
ニンテンドースイッチのJoiConと連動させて、ニンテンドーラボのような表現も楽しめます。
注目チームの新デバイス
「Looking Glass」は2017年5月に東京でもデモンストレーションを行っていましたが(参考「まるで光速船、ヘッドギア不要の3Dディスプレイ – Kickstarterで25万ドル集めたチームが挑戦」)、たった1年たらずでここまでの完成度になったことに驚きが隠せません。
今回クラウドファンディングで提供されるのは「スタンダード」と「ラージ」。クラウドファンディングでは、日本時間の2018年7月26日0時までに申し込むと、600ドルのところ399ドルで、3000ドルのところ1999ドルで購入可能になっています。
「Looking Glass」 スタンダード
「Looking Glass」 ラージ
3Dクリエイターのための万能ツールへ
「Looking Glass」はその性能のみならず、SDKやアプリによる拡張によって、さまざまな3D用途に使えるツールとして完成度と高めています。
3Dヘッドマウントディスプレイなどを装着する必要なく、3Dモデルのリアルな実像を試すことができるため、ゲームなどの開発のツールのみならず、以下のような3Dプリントモデルの設計にも有用と考えられています。
【関連URL】
・[公式] ID Cruise
・[リリース] The Looking Glass: A Holographic Display for 3D Creators
蛇足:僕はこう思ったッス
3Dホログラムディスプレイは、すでにいくつかの製品が市場には存在しているのだけど、パーソナルユースでかつさまざまな3Dクリエイションに適用できるという拡張スキームを用意した製品は「Looking Glass」だけではないかと思う。私が3Dクリエイターだったらきっと購入しただろう。24時間限定の割引は、記事執筆時点で残り9時間程度だけど、世界中から多くの支援者が集まりそうだ。