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法人向けサービス比較サイト「Boxil(ボクシル)」を運営するスマートキャンプは本日2017年10月13日、ブロックチェーン技術を活用したシングルサインオンサービス「BoID(ボイド)」を2017年11月下旬にリリースすることを発表しました。
「BoID(ボイド)」を利用することで、企業で利用する複数のSaaS系サービスを一括管理することが可能になるだけでなく、将来的には分散型の高セキュリティレベルのサービスを安価に提供できるとしています。
BoID(ボイド)で何が変わるか
昨今のSaaS型サービスの普及により、企業内で管理されていないサービスを社員が使ってしまうという問題が顕在化しています。これは「シャドーIT」と呼ばれ情報漏洩などのリスクにつながる脅威として認識されている状態です。こうした社会的課題に対しスマートキャンプは「BoID(ボイド)」を開発したといいます。
まず、「BoID(ボイド)」はシングルサインオンサービスとして、企業内で使用する複数のSaaSサービスへのサインインを統合することが可能です。
また、「BoID(ボイド)」では、ブロックチェーン技術(イーサリアム)をベースに分散型ネットワークでログ管理を行うことでセキュリティレベルを強固なものにしていく計画です。集中管理型と異なりより安価なシングルサインオンサービスを構築できるという目論見です。
スマートキャンプは、企業向けSaaSサービスの比較サイト「Boxil(ボクシル)」運営の知見から、「BoID(ボイド)」利用者に対し最適なSaaSサービスのレコメンドなどの機能も計画しているとのことです。
BoID(ボイド) 事前登録
「BoID(ボイド) 」の2017年11月下旬公開を前に、事前登録を開始しています。
事前登録ページ: http://boid.jp
【関連URL】
・BoID(ボイド) 事前登録ページ
http://boid.jp
・スマートキャンプ
http://smartcamp.asia/
ブロックチェーンの分散型ネットワークのリソースを活用したサービスとしては2017年7月に当時市場2番目の規模でICOを果たした「Filecoin」が記憶に新しい。分散データそのものに暗号化情報を記録するというという意味では「BoID」も似た方向性を持っているように思う。ただ、BoIDについてはICOを行う計画はないようだ。ちなみに、グリッドコンピューティングと呼ばれ、複数の端末のリソースをかき集める事業は数年前まで注目を浴びたが、市場には受け入れられなかった。ブロックチェーンの注目により、再びこのような分散型サービスが脚光を浴びるようになったわけだが、果たして市場はどう見るのだろうか。