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2015年12月からアート専用SNS「startbahn.org」を展開するスタートバーン社は2018年7月5日、UTEC4号投資事業有限責任組合(東京都文京区、代表:郷治友 孝)を引受先とする約1億円の第三者割当増資を実施したと発表しました。これによりアート領域の管理に特化したブロックチェーンネットワークを構築します。
アートSNS「startbahn.org」では作品の来歴等をトレースし、転売された際にもオリジナル作者へ還元金が支払わるなどの仕組みを提供。しかし、この場合、ネットワークが拡大浸透しない限りトレースができない問題がありました(以下図左)。
今回の資金調達によりスタートするのがアート作品(文化・芸術品)の管理に特化したブロックチェーンの構築です(上図右)。作品の基本情報の共有・来歴・証明書発行を担う試験運用を2018年9月末より開始します。このブロックチェーン・ネットワークは営利・非営利を問わず関係機関に使ってもらえる仕組みです。
スタートバーン社は、このブロックチェーンネットワークに接続し機能連携をする自社運営サービス「Startbahn BCM(仮称)」の提供を開始することで、サービスの提供などを展開する考えです。このモデルはこの構想のひな形となり、他社関係機関も同じような接続の仕方で事業を展開することが可能です。
「Startbahn BCM(仮称)」概要
対象者:アーティスト、クリエーター、職人、ギャラリー、マネージメント機関、オークション・ハウス、教育 機関、美術館、管理業者など
対象商品:美術品、工芸品、写真、限定品など作品証明書を活用できる商品全般
リリース時期:2018年9月末
ビジネスモデル:サブスクリプションモデル、手数料モデル、証明書販売 参加希望機関お問い合わせ先:info@startbahn.jp(担当:小鍋)
【関連URL】
・[公式] Startbahn
蛇足:僕はこう思ったッス
スタートバーンは、このブロックチェーン・ネットワークをベースに、ウェブアプリケーション・NFCやRFIDといった非接触&近接デバイス連携などの共同開発も進める計画。アートのみならず、ブランド品など高額かつトラッキングが不可欠な領域にブロックチェーンの活用可能性が眠っているはずで、そこを少しでも切り拓く一歩になってくれればと思う。