電子書籍がハードカバーの売り上げ超えてもあまり意味がない【湯川】

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 米Amazonで電子書籍の売り上げ冊数がハードカバーの書籍を売り上げを超えているということがニュースになっているが、ペーパーバックの書籍をも含む紙の書籍全体を超えない限りあまりニュース価値ってないんじゃないだろうか。ペーパーバックの書籍の販売冊数は公表されていないが、ペーパーバックは今だに電子書籍より売れているそうだ。

 ハードカバーは値段が高いし、かさばる。一方で電子書籍は米国ではかなり競争力のある値段に設定されているし、クラウドサービスを利用することで、1冊の電子書籍リーダー機で事実上無数の本を持ち歩ける。これはどう考えても電子書籍が圧倒的に有利。

 一方でペーパーバックは価格も低く、かさばらない。ペーパーバックの書籍までも電子書籍が抜けば、これはニュースじゃないだろうか。


 僕自身、米国に住んでいたときに新刊本をどうしても読みたいというとき以外では、ハードカバーの本をほとんど買ったことがない。

 Amazon自体も、電子書籍の販売冊数がハードカバーを抜いたことをそれほど大きなニュースとは認識していないようで、発表文は「Kindle Device Unit Sales Accelerate Each Month in Second Quarter; New $189 Price Results in Tipping Point for Growth(キンドルの価格を189ドルにしたことで第2四半期はキンドルの販売台数が加速した)」というタイトルになっている。

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