おすすめ本→小さくはじめたい人のための「Webサービスのつくり方」(著・ゆーすけべー) 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

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 教科書本では学べないことが山ほどある。例えば、どこにも定義されていない何かを初めようとした時。同じようなことをしている人と同じ目線でないとつかめない事がある。

 そんな時、マニュアル本は無用だ。何がダメかを定義して、心構えや鉄則を羅列するものの、じゃあ 今後、“どう考えていけばいいか” という肝心の部分が抜けてしまっているからだ。いくら読んでも、初めての試みに必要な「想像力/想定力」を耕すことはできないのだ。

 そういう意味では、明日2012年11月20日に発売となる、ゆーすけべー こと和田裕介氏の著書「Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ」をオススメしたい。冒頭の書き出し章のタイトルは「心構えと下準備」だ。


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豪華ゲスト登壇! スタートアップのための定例ネットワーキングパーティ
11/27 「Penta Tech Meeting」
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ぐだぐだ言ってる暇があったらコードを書こう


 少しずつでもいい、まずコードを書いて生み出そう。そんな意欲に燃える本書の世界観は、スタートアップ文化に不可欠。正直言って、一度もプログラミングに挑戦をしたことが無い人に、一から丁寧に教えるような本ではないし、そういう人には読みこなせないと思うが、一度でも何かを作りあげたことにある人もしくは関連書などを常に読んでいる人であれば、楽しく読み進められるだろう。誰にでも読める平易な言葉はさすが プレゼン上手のゆーすけべーさんという感じ。


 全てがコラム仕立てにはなっているもの、実によく練り込まれた構成になっている。例えば、PCは何を使っているかという話で、ゆーすけべーさんは「Mac OS Xを使ってるよー」と平々と述べているのだけど、しっかりその理由が考えられてあり、読む人も参考にできる。プログラミングコード自体も掲載されていたりするのだが、どんな端末でも動作するPerlのコードが使われているし、そもそもなぜPerlかについても考えが述べられている。

 本書の最も素晴らしいのは「なければつくる」という発想が徹底されている点。いきなり、書籍を書くためのツールの開発の説明に始まり、作ったコードをブログに掲載して添削してもらう。勉強会に行くなど、クスっと笑えるけど、きちんと「作りたい」→「じゃあ初めてみよう」→「スキルを研くには」というストーリーが組立られていて、読みながら、自分はどうすればいいのかな?という疑問がどんどん解消されていってしまうのだ。

 あとは、流れるようにデータベース設計やAPI連携、CSSフレームワーク、MVCなどスタートアップ型サービスに不可欠な要素がギュッと凝縮された後半に突入。楽しく読みつつ、遂にはスケーラビリティとかキャッシュのことまで考えてしまうという展開に驚く人もいるだろう。自分の作業をどう効率化し、うまくPRするなどの鳳凰で、小さなサービスでも大きなトラフィックを得ることは可能だし、高速化を計るところまで考えておきたいよね、という気持にまでいつの間にか到達してしまうのである。


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【関連URL】
・Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus) [単行本(ソフトカバー)] | Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4774154075/
・内山幸樹氏・小飼弾氏・橋本大也氏・和田裕介氏が登壇「codeが書ける起業家の会」 100名限定開催 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51654990.html

蛇足:僕はこう思ったッス
これは素晴らしい。自分でプログラミングをやって、何かつくってみたいという人全員にお勧めしたい。「日本国民総プログラマー化計画」の推薦図書は確定っす。
ちなみに、僕はゆーすけべーさんと同じエディタ「emacs」の愛好者で、日本語入力もSKKというものを試用しています。これで、ソースコードだけでなく、タスク管理から文章管理、表計算までこなすし、書籍を書いてしまったりします。自分の作業環境を自分で作れるエディタなんです。
開発面で何をやっているかというと「俺ツール」を作っています。RSSアグリゲーターとか記事執筆に使えるツール群。あと大きなものでは、Twitterパブリックフィードなどを収集して、特定の分野で世界で注目されているトピックを分析するシステムを作っています。自分一人のために数百万のツィートをDBに保存して適宜分析したりしています。何か欲しい機能があったら自分で作る。
ただ、一般向けのサービスは(今まで大量のリリースして苦労してきたので)面倒くさくてやる気になかなかなれなかったんだけどこの本を読んで、新しいを生み出すことの魅力を再確認できました。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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