キー配列に革命!? 一直線配列で快適入力できるソフトキー「Minuum」、トロントのベンチャー企業が開発 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

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 「スマートフォンのソフトキー入力がとてもイラつく。パソコンのキーボードのようにタッチタイプでスピーディーに入力したいのに、途中で必ずミスタイプをしてしまう。どうにかならないか?」

 そう思っている人は世界で何人いるのだろう、、、もちろん筆者もスマホのソフトキーが大嫌いだ。

 そんな中、カナダ・トロント大学の研究者らが設立したスタートアップWhirlscape Incは、タッチスクリーンで使用するソフトウェアキーボードに革命を起こそうとしている。

 その名も「Minuum」。最大の特徴は、画面のようにキーを一列に配置しているという点。これによりスピーディに正確なキー入力が可能になるのだという。

省スペース化で、多様な端末に適用可能


 一般的なキーボード配列はQwertyキーボードで3段配列。フリック入力も3×3とかなりのスペースを消費するが、「Minuum」は一列でスペースを大幅に圧縮できるのが特徴で、操作もタッチのみならずゲームコントローラなどでも可能、スマホのみならず多様なガジェット等への適用を視野に入れている。

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 また、以下の動画を見てもらえばわかる通り、入力は非常にスムーズ。入力予想機能でタイプミスを減少させる仕組みを導入しているとのことだが、それ以上の効果があると感じられる。



 現在、技術の実用化に向け開発が進んでいる状態で、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で1万ドルの資金調達を目標としている。

 プロダクトは、2013年後半か2014年初頭、まずはアンドロイドベースの端末向けにリリースする予定とのこと。

オンタリオ州ー世界屈指のR&D租税優遇措置

 Whirlscape社の所在するカナダ・オンタリオ州は、世界屈指のR&D租税優遇措置が提供されている。適用範囲としては、人件費や設備費、外部委託費も一部優遇されるなど、事業コストの低さが特徴。

 有名なのはデジタルエンタインメントで、有名な企業ゲームロフト( Gameloft)、 ユービーアイソフ
ト( Ubisoft )、ビーライン・インタラクティブ(Beeline Interactive)、コーエーテクモ(Tecmo Koei)、アーケイディアム(Arkadium)あたりで、総勢100社が開発業務を展開している。

Whirlscape社のCEO兼リードデザイナー Will Walmsley氏は、トロント大学で人間工学を専攻し、人間とコンピュータのインタラクションや技術の簡素化に情熱を注ぎ込んでいる。

WillWalmsleyCEO

 Whirlscape社は、トロント大学のベンチャー支援組織「University of Toronto Early Stage Technology: UTEST」及び、オンタリオ州の商業化支援組織MaRs Innovationからmo資金サポートも得えるなど、R&D環境としては充実しているようだ。

 オンタリオのスタートアップとしては、Kik Messengerなどがある。

【関連URL】
・The Minuum Keyboard Project | By Whirlscape
http://minuum.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
インターフェイスは北米カナダでは、20年くらい前からホットなトピックになっている。タッチ型デバイスの浸透で、一気にチャンス到来という流れだろうか。入力方法には日本国内の大学や研究所でも多数研究されてきた経緯があり、スマホやタブレット向けに動きがあってしかるべきだが、どうだろう。
ところでカナダのITスタートアップは、ソフトだけでなくハードもカバーするという特徴がありとても興味深い。最近話題になった3Dプリンターで車を生産する「Urbee」もカナダだったりする。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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