たった1万ドル・24時間で住宅を建設する3Dプリンター、将来は火星進出も @maskin

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食材から皮膚、自転車、自動車とあらゆる分野で応用が進む3Dプリンター。

2016年12月、3Dプリンターを使って建造された住宅が誕生しました。これまで、建材を3Dプリンターおよび派生技術で製造することはありましたが、このケースは建設予定地に移動型の3Dプリンターとクレーンを持ち込みその場で資材製造および建造をしていったとのことです。


実際に使用した住宅用3DプリンターはロシアのApis Cor社は、同社が開発したもので、2トントラックに乗せて運べるコンパクトさながら、132平米の範囲で建築物を建造できる能力を持っているといいます。

昨年発表された3Dプリンター製の家において工事に関わった人数は2人。3Dプリンターの実質稼働時間は24時間とのことです。

この住宅3Dプリンターは、単にプリンティング技術を使ったという実験的な試みではなく、準備や土台作成、骨組み、建造まであらゆる工程で効率化を計ろうとしています。廃材などのゴミもゼロ。最終的に約1万ドルで完成したとのことです。

基礎工事 $277
壁 $1624
床と屋根 $2434
配線 $242
窓とドア $3548
エクステリアの仕上げ $831
インテリアの仕上げ $1178
合計 $10134

【関連URL】
・The first on-site house has been printed in Russia
http://apis-cor.com/en/about/news/first-house

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 今回作られた住宅はApisCor社の敷地内に建造されており、実際には(大きさや敷地の)条件があるがデザインの自由度はあり、かつこの場合は50年間維持できる強度(最大175年間持つらしい)をもっているとのことで予算感からすれば魅力的に映る。創業者のNikita Chen-yun-tai氏は、世界に家を持つことができない人のためにこの技術を普及させたいと考えており、また「火星にも建築できる」とその展開に意欲的だ。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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