花テック2013 を振り返って、来場御礼と今後に向けて【@maskin】 #hanatech

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[読了時間: 2分]

 TechWave主催の夏祭りイベント「花テック2013」が昨夜2013年7月29日に開催されました。

 通常ならば夏真っ盛りのこの時期に、まさかの「戻り梅雨」。当日、現地の降水確率は50-60%で、午後になっても大粒の雨が降りそそいでいる状態でした。来場者も例年の2-3割減というペース。
 
 また、昨年と比較すると、園内工事等の都合により準備時間の大幅短縮、TechWaveの体制変更による運営リソース不足などなど、課題が山積みで規模も内容も縮小せざるを得ない状況ではありました。2重、3重の打撃。

 そして、現地で準備をしていた18時頃、まさかの出来事が起ったんです。

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 そうです、まさかの青空が見え始めたんです。

 まもなく雨は完全に上がり、気温もこなれて、実に心地良い状態になりました。

 準備のために続々と出展者が到着するのですが、みな「奇跡ですねー」という言葉を口にしていました。

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 それでも、予定通り開場しても例年通り、待ち行列ができるほどではありません。ステージが開始する19時になっても、来場予定者のまだ半分くらいしか入場していないため不安もありました。


奇跡から

 オープニングには、これまでの花テックを支援してくれた方々に壇上に一緒に上がってもらい、初回のメインスポンサーとしてご支援いただいたpaperboy&co 佐藤健太郎 社長に乾杯の音頭を取っていただきました。
 
 メインプレゼンテーターとしては、米クラウドファンディングKickStarterで日本からのチームとして初めて成立した「RAPIRO」を主導した、機楽の石渡昌太 氏をお招きしました。

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 彼からは、中小企業がコラボをしてこうしたチャレンジをしたということ、そしてそれが世界で評価を得られたということの手応えを語って頂きました。モノ系イベントでもなく、IT系のよくあるピッチカンファレンスでもなく、花やしきのステージで語って頂いたことは、多くの人の心をつかんだように思います。



 それ以降も、ITで日本を変え世界に出ようと奮闘する方々のプレゼンテーションをお願いしました。

 平行して、園内の縁日コーナーではガラポンTVなどの物販。居酒屋コーナーでは十数のプロジェクトが手作り感満載のデモンストレーションを行っていました。

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 花テックのコンセプトは「日本を考え、世界を観る」、そして何より「お祭り」であるということを大切にしています。

 つまり、何かショーを観にくるという感覚だと得るものがない傾向にあるのは運営側の課題ですが、その渦に入ると一気におもしろさが増してきます。

 例えば、 ネイル通販の「ミチ」さんは縁日エリアで物販ブースをやられていたするのですが、実際、話をきいてみると本来はそのビジネスモデルに着目されるべきすごいスタートアップであるということがわかります。

 居酒屋エリアでも、ポップも何もないプロジェクトが実は、多くの人の注目を集めたりします。

 浅草、そして花やしきという非日常空間では、演出だけの訴求は通用しません。むしろ、実力が露呈する場であるため、出展しているチームはみな骨太で個性的です。かつ、花テックならではというか、ほかのイベントやメディアにも出ていないようなプロジェクトが多くをしめているんです。


 今回は、あいにく、雨対策のため乗り物は全面使用不可、会場全体を使用して盛り上げるような取り組みまではできず、会の後半はグングンと来場者が増え、会場提供の「花やしき」さんからも「雨なのにこれだけ集めたのはすごい」といわれるほどでした。

 それもこれも花テックにご参加していただいたみなさんの熱意によるものだと思います。
 運営側は、例年以上に手作り感が満載でしたが、多くの気ずきを得ることができました。

 また「花テック」をやるのか? という質問をされるのですが、そもそも5年から7年計画で積み上げていく考えでスタートしたものでして、すくなくともそれくらいは継続したいと思います。問題課題、一杯あると思いますが、ぜひみなさんと共に何かを得られる場所にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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(花テック2013 写真)



【関連URL】
・本日開催 ! 花テック2013、Prizmmy☆のライブも有り ー 忘れられない思い出をつくろう!【増田 @maskin】 #hanatech
http://techwave.jp/archives/hanatech2013_toda.html


蛇足:僕はこう思ったッス
イベントとしてはかなり突拍子もない部類に入る花テック。そもそもLINEがリリースされた直後に「ITで生活を変える」→「日本から世界へ」→「最終的には海外からのゲストがくるようなイベントへ」という発想で挑戦し始めたものです。
企画も運営もとても大変なイベントで、普通のカンファレンスイベントのような進行では問題が噴出してしまうというような実験的要素の強いものをお考えください。しかも予算はほぼゼロというチャレンジでもあります。毎年、色々考えたり、仕掛けたりしていますが、まだまだやり切れてないというのが正直なところです。負担も大きいので継続できるか不安になったこともありますが、今回、多くの方に強くご支援いただき、それが奇跡の晴天を呼んだように感じています。
ある人にいわれたのですが、「大切なのはお金があったらできることをやるのではなく、そこでしか、自分でしかできないことをチームで挑戦するということ」という言葉が胸に響きます。
花テックには、始めから中長期的目標がありました。浅草、日本、世界、ITクリエイションの力、ネットワーキング、非日常。まだまだ手が届かない部分もある一方で、強烈なこのイベントは、見る人によって「すげえ、楽しい」、「なにこれ、つまらない」という完璧に二分される評価が生まれるのも現実です。これはとてもプラスに考えています。この個性を維持したまま、さまざまな企業等とのコラボや各地域などとの取り組み等との連携により成長性のある定例イベントとして進化させていきたい思います。
この度はご支援いただきました皆様に心より感謝申しあげます。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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