DeNA メディア問題、執行役員の監督強化・重要事項は会長 南場氏・社長 守安氏の合議を原則へ

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ディー・エヌ・エー(以下DeNA)は、キュレーションサイトと呼ばれる一連のウェブサイト運営で起こした問題で、第三者委員会による調査の結果を3月13日に発表しています(DeNA、キュレーション事業統括 村田マリ氏を処分 南場智子氏が追加代表就任)。それを受け同社は2017年5月23日、「コーポレート・ガバナンス及び内部統制の強化」について発表を行いました。


3月13日の発表時点では、DeNA代表取締役兼CEOの守安功 氏の減給を初め、執行役員ら25名についても処分が行われるとしていました。実際に退社したという役員も確認できています。しかし、本日発表された企業としての抜本策では5人のトップマネジメントは全員再任するという内容になっています。2017年6月24日開催予定の第19回定時株主総会で付議する予定とのことです。

南場智子 代表取締役会長兼執行役員
守安功 代表取締役社長兼執行役員・最高経営責任者(CEO)
川崎修平 取締役兼執行役員
大塚博行 社外取締役
堂前宣夫 社外取締役

理由としては代表取締役社長及び代表取締役会長の2名体制にすることで、代表取締役の業務執行における相互チェック機能・相互補完機能を働かせる考えがあります。具体的には、重要事項の決定は会長 南場智子氏・社長 守安功氏 両者の合議を原則とするとのこことです。

また、これに伴い取締役の任期をこれまでの2年から1年へと短縮。 取締役会の議長は、本年度より会長 南場氏が務めます。今回の問題を起こしたのが執行役員であることから、これらを事業部付けであることを明確西代表取締役がこれを統括し監督する体制へと変更。経営と執行の役割分担を明確にするとのことです。取締役ほか執行役員など経営の一翼を担う役職者の指名・報酬の決定プロセスにもメスを入れるとのことです。

今回さらに独立社外監査役として東レ出身(現監査役)で大林組の社外取締役を務める小泉愼一氏が就任するほか、コンプライアンス・管理体制強化について発表がなされました。

【関連URL】
・コーポレート・ガバナンス及び内部統制の強化に関するお知らせ
http://dena.com/jp/press/2017/05/23/1/
・DeNA、キュレーション事業統括 村田マリ氏を処分 南場智子氏が追加代表就任
http://techwave.jp/archives/post-25759.html
・DeNAと小学館、新メディアを共同研究へ
http://techwave.jp/archives/post-26700.html

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 経営に関わる役員および議決プロセスにメスを入れる内容。特に各事業の業務執行を担う執行役員が、経営を揺るがすことがないような組織づくりに注力した内容と理解できる。トップマネジメントが全員再任される内容には初めは疑問を感じたが、こうした組織変容の痛みを含めた取り組みであるのだとすればむしろ効果的ではないかと思う。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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