位置情報サービスは次から次へと新しいものがでてくるけれど、最近総チェックイン回数が1億回を突破したFoursquareでさえ、まだまだメインストリームには及ばず。アプリは無料だし、ちょっと興味を持ったユーザがダウンロードして1回、2回チェックインすることはあっても、チェックインの常連さんになるユーザなんてほんの一部。(チェックインサービスの詳細は湯川さんのこのポストで)自分の行った場所をただただ事後報告する(リアルタイムの場合もあるけれど)サービスのままだと、その活用方法は限られているし、自分の居場所を公表することに抵抗を覚えるメジョリティのユーザを惹きつけることは難しそう。場所はひとつの情報として大事だけれど、むしろブランドとか「モノ」にチェックインするという発想の方が抵抗なく受け入れられるんじゃないかなと思ったり。
アーカイブ2010
「もしお客様が現在使用中のiPhone 4の電波受信に問題があると感じられている場合」という但し書きをアプリの説明の冒頭に記載したアップルは、当然、電波受信問題における大騒ぎぶりが腑に落ちないのだろう。しかし、ともかくアップルは7月24日、2010年9月30日までにiPhone4を購入した全てのユーザーに対し「iPhone 4 Bumpers」または他社製のケースを無償で提供するために、専用の申し込みアプリの提供を開始した。
気づけばグーグルアカウントを複数持っていた、という人は私だけじゃないはず。わたしも頻繁に利用するグーグルカウントが2つあって、メールはBecky!に取り込んでそこで処理しているからいいんですが、Google DocsやRSS Readerなど使うときに不便に感じることがしばしば。現状、同時に複数アカウントを使うためには、FirefoxとIEとChromeなど異なるブラウザを使うしかありません。全部のアカウントに同時にログインできたらいいのに、と思いませんか?
[もっと読む…] about 近い将来、同じブラウザ内で複数グーグルアカウントにログインできるようになる? 【三橋ゆか里】
iPadなどのタブレットデバイス用のデジタル雑誌を制作するための新たなソフトウェアを開発中であることを、先日Adobeが発表しました。Adobe Labsからダウンロード可能になる予定のクリエイティブソフトウェアは、InDesignで作られた紙の雑誌と、インタラクティブなフォーマットの架け橋となることが期待されます。
Adobeの目的は、出版社がよりタブレット用の雑誌を簡単かつシンプルに作れるようにすること。新しいAdobeのテクノロジーは、モバイルハードウェア特有のニーズにフォーカスしていて、360度の画像反転やピンチ、ズーム時などに使うスワイプなどのジェスチャーナビゲーションなども含まれるそうです。これらの機能は現在AIRで提供されていますが、今後リリースされるInDesignにも統合されるといいます。
[もっと読む…] about Adobeがタブレット用のデジタル雑誌を制作するための新ソフトウェアをリリース予定 【三橋ゆか里】
アンテナ受信感度問題で揺れたアップル社。
CEO スティーブ・ジョブズ自ら弁明に立ったプレス向けカンファレンスではケース(バンパー)の無料配布が発表され、発売が遅れていた白いiPhoneも「7月中に出荷」と説明され一段落ついたように思えた。
ところがアップルは7月24日、突如「白いiPhone 4に関するお知らせ」というプレスリリースを発表した。
ニュースやブログを見ていると「あ、これは参考になる」「あとで読んでみよう」と思うことがしばしばある人は「DaVinciPad」の導入を検討してみてはどうだろう。
DaVinciPadは、Google Chromeの拡張機能として動作するメモサービスで、メモと同時にTwitterやFacebook、Google Buzz、Hatenaブックマークなどのソーシャルサービスにマルチポストできるというもの。
[もっと読む…] about 「DaVinciPad」~気になるテキストをすぐ記録、TwitterへのポストもできるHTML5メモアプリ【増田(@maskin)真樹】
SIMフリー端末等でデータ通信用として使える格安SIMカード「b-mobile SIM」を提供する日本通信は7月23日、データ通信に加えて音声通話も可能となる「talkingSIM」を発表した。7月30日から申し込み受付を開始するという。最大25分間の無料通話がついて、データ通信使い放題で月額基本料は3960円。2年縛りなどの面倒な契約も不要。
[もっと読む…] about 日本通信、音声通話可能なSIMフリーカード「talkingSIM」発表 【増田(@maskin)真樹】
米Air Computingは7月22日、サーバーを介さずファイルを共有できるサービス「aeroFS」の開発途中バージョンを発表、事前登録ユーザーに招待状の送付を開始した。
このサービスは、PtoP形式で端末同士が直接通信し、ハードディスク内の情報をすべて共有するもの。ハードディスクの容量が大きければその分、共有ストレージも大きくなるため、無制限に拡張できるのが特徴だ。
[もっと読む…] about クラウド構築も可能、サーバー不要のPtoPファイル同期サービス「aeroFS」登場 【増田(@maskin)真樹】
米セキュリティ企業WhiteHatのファウンダー・CTO Jeremiah Grossman氏は現地時間の7月21日、世界シェア4%のウェブブラウザであるアップルの「Safari(v4&v5)」で、[環境設定]→[自動入力]→[自動入力Webフォーム]の「自分のアドレスブックカードの情報を使用」にチェックを入れていると、悪意のあるサイトによって端末使用者の氏名・会社・住所・メールアドレス等が盗まれる可能性があると発表した。この項目はインストール直後に標準で”ON“になっている。
この問題を実証するサイトの場合、日本語で書かれた情報に被害はないものの、メールアドレスが自動で引き出された。
[もっと読む…] about Safariのフォーム自動入力で所有者情報漏洩の深刻な危険 【増田(@maskin)真樹】
最近企業の広報担当者からメールや電話をいただく機会が増えた。TechWaveにメディア力がついてきた証拠なんで非常にうれしいのだけど、「ご要件は?」と聞くと「ごあいさつさせてください」とのこと。「ごあいさつ」って??
僕自身、取材してみたい企業の広報担当者さんとはぜひよい関係を築き、情報収集のご支援をいただきたいと思っている。常に質問できる窓口があるというのは非常にありがたい。助かっています、ありがとうございます。
一方で自分の今の関心事とは離れたところの企業の広報さんからも同様に「ごあいさつを」という申し出を受ける。だけどたとえご挨拶の機会をいただいても、記事を書くことはまずない。時間をいただいて、かえって申し訳なく思うことのほうが多い。
そこでそうした企業広報さんにお願いです。「あいさつ」の会合を持つより、TechWaveに寄稿しませんか。
TechWaveの読者は恐らく日本で一番リテラシーの高い人たちの集まりです。ですからトップページから記事を読む人はほとんどいません。寄稿したからといって、必ず読者に読んでもらえるわけではないんです。◯◯新聞や〇〇放送に取り上げられるのとは話が違います。
ただ少なくとも見出しだけはRSSのサブスクライバやTwitterアカウントのフォロワーの目に触れるでしょう。合計で2万人くらいでしょうか。
でも見出しだけでは、メッセージを伝播できません。
なので読者にとってメリットのあることを書いてください。読者が「この話を友人に教えたい」、「RTしたい」と思うような内容の原稿を書いてください。
読者にとって価値のある情報であれば、うまくいけば10万人以上にメッセージが届くかもしれません。もし価値のない情報であれば原稿を全部読む人は100人もいないでしょう。
それだけならまだましです。もし自分たちに都合のいい話だけ書いているのであれば、Twitter上でけちょんけちょんにけなされると思いますよ。紋切り型の発表文をTechWaveに上げたら、よくて無視、最悪炎上すると思います。
それと原稿には必ず会社名とお名前を書いてください。TechWaveでは見出しに著者の名前を入れることにしています。読み手は個人です。書き手も個人として、書いてください。読者とは、個人対個人の感覚で付き合ってください。自分の会社の商品に誇りを持っているのであれば、その熱い思いを文章にしてください。「うちの商品はここがすごい。ユーザーにこんなメリットを与えられる、喜んでもらえる。社会をよくすることにだって貢献しているんだ」ということを書いてください。
そういうやり方で原稿を書けるのであれば、いつでも寄稿を受け付けます。ウエルカムです。
メディアの人間に取り入って情報を伝播してもらうというやり方は、もうそろそろ通用しません。特にTechWaveの読者を相手に、従来型の広報活動はまったく意味を持たないと思います。ソーシャルメディア時代にあったフラットでフェアな情報発信の方法にそろそろ切り替えませんか。
われわれでよければ、喜んでご協力させていただきます。