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ご無沙汰しております。あこです。もう4月なのに今年1本目の記事です……さて、突然ですが『iam(アイアム)』というアプリをご存知ですか?いま学生を中心に話題になっている、画期的なプロフィール交換・管理アプリです。
[もっと読む…] about 【オフィス訪問 Fogg(フォッグ)編】プロフィール交換の革命アプリ『iam』を作る会社へ行ってきました【@aco220】
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近頃、フィリピン国内で日系スタートアップの活躍を耳にする機会が多い。
まずはADerL。ユナイテッド株式会社のフィリピン子会社で、無料インターネット懸賞サービス「DreamGiver」の会員数が5万人を突破したと発表した(プレスリリース)。
「DreamGiver」は、フィリピン初の無料インターネット懸賞サービス。ユーザーはメール/SMS広告受信などで貯めたポイントで懸賞に無料で応募でき、毎月数名に現金やiPad Airなどのガジェット、その他様々な賞品が当たる仕組み。
フィリピン初の無料インターネット懸賞サービスということで、公開当初はインターネットに不慣れな層からはサービスに対する不信感もなくはなかったそうだが、それでも着々と数字を伸ばし、今では「僕を当選させてください!」「iPhoneがどうしても欲しいんです!」というお客様の声も多いという。
また、注目したいのは、ユナイテッドが1999年から運営している「ドリームメール」のノウハウを単純に海外横展開しているのではなく、貧富の激しいフィリピンの事情を汲み取ったサービス設計になっているところ。フィリピンの特殊な事情を丁寧に分析し、トライアンドエラーを繰り返したADerLならでは。フィリピン国内向けのサービスなので日本から会員登録はできないが、サービス概要は確認できるのでぜひご覧いただきたい。
ADerLはFacebookマーケティング支援サービスも提供している。CEOの若林パトリック佑治氏によると、「フィリピンに進出している日系企業に好評」とのこと。これからフィリピン進出を検討している企業にとって、フィリピン事情を熟知しているADerLは心強い存在だ。
フィリピンベースの日系スタートアップといえば、YOYO HoldingsがDreamGiverより一足先に公開した「Candy」も。
※会社法人としてはシンガポールで設立されている
Candyは新興国向けのモバイル報酬プラットフォームで、ユーザーはサービスから提供されるミッション(アンケートや質問に答えたり、アプリをダウンロードするなど)をクリアすると、プリペイド携帯で使える通話料を受け取ることができる仕組み。
昨年フィリピンでベータ版が公開された際には目標値を大幅に上回るユーザーが集まり、ベータ版のクローズを予定より早めたほど。
現在、フィリピンでは公開8ヶ月で75,000ユーザー、インドネシアでは公開1ヶ月でユーザー数を30,000人に伸ばしており、3月に開催された「Echelon」のPhilippines Satelliteで優勝して6月の本戦に出場するチャンスを得ている。こちらも勢いがあるサービスなので、ぜひご注目を。
【関連リンク】
DreamGiver – http://www.dreamgiver.ph/
ADerL Inc. – http://aderl.com/
Candy – http://can-dy.ph/
YOYO HOLDINGS PTE. LTD – http://yoyo-holdings.com/
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サンフランシスコ(3月26日) シリコンバレーのクラウドストレージサービスのBoxは創業以来初めての開発者向けイベントBoxDev2014で大きな発表を行った。企業内や顧客も含めたプロジェクトメンバーによるコラボレーションツールとしての使い勝手に優れ、法人向けとしてここ数年急成長しているBoxは、さらなる成長戦略としてエンタープライズアプリ開発プラットフォームをロールアウトした。BoxDev2014では3つ重要なリリースがあった。
1. 安価で堅牢なクラウドベースのエンタープライズアプリケーションプラットフォームの提供
今迄のエンタープライズアプリケーションは旧世代のIT思想とシステムアーキテクチャーで設計され、高額なインフラストラクチャーの上に構築されており、ハード/ソフトの価格が超高額であるばかりか、デプロイ、保守・メンテナンスは勿論の事、導入のコンサルテーションやカスタム設計など、それぞれ高額でそれらを積算すると1億円の値札がついてもおかしくない。つまり大手企業がオラクルやSAPを導入するとデプロイまでにかなりの期間を要し、さて人事管理や物流管理を始めるぞというには相当な資金力と忍耐が必要とされているのが現状だ。この市場はざっと300 Billionドルと言われているが、Boxは開発用プラットフォームを無償で解放するという事だ。これに参加するアプリ開発者はスマホアプリを開発するのと同じ次元で人事管理、物流管理、販売管理、会計システム、はたまた病院用カルテ管理システムなどと、得意な分野でアプリを開発してBoxのマーケットプレイスで販売していくという訳だ。利用者は買い取りではなく、基本的に使う頻度に応じてチャージされるので、導入コストもランニングコストも現行のERPとは全く比較にならないという事だ。2007年からAPIを解放しているBoxのエコシステムには、現在35,000のデベロッパーが登録していて、1000のアプリが開発され、ちょうど10億回のサードパーティーAPIコールを記録したとの事。法人向けコンテンツコラボレーションクラウドとなる、BoxコンテンツAPIの価格体系は表に示されるとおり、開発段階では毎月25,000APIコールまで無償、そこからは従量制で追加の25,000APIコール毎の$500となる。また大企業向けERP(企業資源計画)アプリなど徹底的にカスタマイズして専用サービスを構築したい場合は別途相談となっている。
Boxの便利な所はオンライン検索機能だが、メタデータ領域を解放した事により、デベロッパーは書類名とは独自に必要な項目設定をして、それらを検索対象とする事ができる。自動/手動で付加した項番やプロジェクト番号、写真であれば撮影日などと共に緯度経度といった位置情報を含める事によって、それらを検索、リストアップするようなアプリの応用が可能となる。今迄も、ファイル名や書類をブラウザーで表示しさえすればフルテキストサーチが可能だったが、メタデータ領域を利用する事でアプリ応用の幅が広がった。
Box Viewは独立したサービスとなり、このツールを使う事でPDFとMicrosoft Office書類をHTML5に変換する事でブラウザーを通じて表示する事が可能になった。単に低解像度で表示するのではない。元データからCSS、書体、画像、SVGを抜き出して、高解像度でレンダリングする事でズームインしてもフォントも画像もピクセルが出ないようになっている。デベロッパーはBox Viewを独自のアプリに組み込む事でBoxに保存されているPDFやMSOffice書類をブラウザーは勿論の事、タブレットやスマホアプリで表示する事ができるようになる。Box Viewは昨年買収したCrocodocの技術を元に進化させたもので、元Crocodoc CEO、現在はBoxのDirector of PlatformのRyan Damicoが自ら紹介した。Box View基本コード(technology stack):viewer.jsはオープンソース化され、開発者向けコラボレーションクラウドのGithubに用意される。標準Box Viewをそのまま利用する場合は、毎月1,000回までの変換料は無償なので、個人や開発者には負担がかからない。Box Viewをカスタマイズ可能とし、さらに毎月2,500回まで変換できるBox Viewカスタムプランは$250、エンタープライズ向けプランでは、データ変換は毎月10,000回まで、更にエンタープライズSLAs(サービス水準合意書)と選任サポート要員が付属する。このBox Viewエンタープライズに関する費用は別途相談となっている。
【関連URL】
・Box Platform
https://www.box.com/platform/
・Powering Solutions with Metadata
http://developers.blog.box.com/?p=14242
・Introducing Box View
http://developers.blog.box.com/?p=14272
・New Contents API Platform Pricing
http://info.box.com/content-api
蛇足:Mickey’s インスピレーション、
Dropbox、Spotify、Pinterest、Uber、AirbnbといったB2C向けサービスを行っているスタートアップに比べてBoxは知名度は低いかもしれない。しかし今回の発表内容に目を通した方は、彼らの将来性にすぐ気付く筈だ。AWSのように容量無制限で、PCでもMacでも、色々なスマホやタブレットからでもアップロード、ダウンロード、閲覧、変更が素早くできて、社内でも、社外とでもデータ共有やリアルタイムコラボレーションができて、さらにPDFやMSOffice書類の表示や検索もできる。利用者は何のためらいも無くこの便利なツールを日常的に利用する事だろう。一方アプリ開発者は初期投資がほとんど無いので、とりあえずフリーミアム戦略でユーザーベースを確保して、カスタム開発の受注や、ユーザーからのフィードバックを反映しながら、機能アップデートを進めて行く。プラットフォームであるBox自体も、ぶれの無いロードマップのもとに機能の追加やSDKの充実を計って行く。既に20万社、2000万人の利用者を持つBoxは、Salesforce.com、NetSuite、Google Appsといった利用者の多いエンタープライズクラウドとも連携可能としており、開発者は製品に傾注するだけで、スケール戦略に関して心配する事はあまり無い。BoxDev2014の招待状には「Build Software for the Information Economy」 と記載されていた。陽気で頭の回転が抜群に早い、若干29歳にして既にシリコンバレーのスタートアップ企業のCEOの中でも抜きに出たカリスマ性を放つAaron Levieは、間違い無く近い将来Marc Benioffの偉業を塗り替える可能性がある。2005年にMark Cubanから$350,000のエンジェル投資を受けてスタートしたBoxは、以降2007年を除き、毎年コンスタントに追加投資を受けており、現在までに累計で$414 Millionという巨額投資を受けている。現在IPOの為の申請を進めているとの噂もでているが、Aaronはその件に関しては最後まで語らなかった。ただしプレスルームで立ち話した際には、日本でも需要が急増しているので優先順位は高くなっている。近い将来良いニュースを発表できるかもしれないと教えてくれた。
[読了時間5分]
【シリコンバレー】Light Cube Enlightened. サンノゼのThe Tech Museum of Innovationにて、同館とBenesseによる子供向けワークショップが開かれた。目的はクリエイティブな自信をつけることだ。シリコンバレーの生の声をレポートする。(2014年3月15日)
[もっと読む…] about シリコンバレー流、7才からのイノベーターの育て方<1/2>【@Naruki】
[読了時間: 2分]
ウェブサービス向けクレジットカード決済サービス「WebPay」を運営するウェブペイは2014年3月25日、決済手数料全般において値下げを実施したと発表した。
[もっと読む…] about ウェブペイがYahoo!ウォレットFastPayに対抗、決済手数料を戦略的値下げ 【@maskin】
[読了時間: 2分]
スマホコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を運営するLINEは2014年3月20日、の子供達を対象とした動画プラットフォーム「LINE KIDS動画」を発表した。
簡単に言えば、主に幼児の視聴を対象とした動画配信サービスだが、タイトルは公開時に28のみ。シリーズ1500エピソードを無料で視聴できるが、一日で最大40分間しか視聴できない。有料の観放題プランもあるが、全エピソードを観られるわけではないため、単純なフリーミアムともいい切れない。
そもそも、デジタルコンテンツ発展途上の日本で、なぜLINEは制限の多い動画配信プラットフォームを開始したのだろうか。
[もっと読む…] about 子供向け動画プラットフォーム「LINE KIDS動画」、企画に込められたメッセージ 【@maskin】
[読了時間: 2分]
世界80ヶ国のデザイナーがコンペに参加するクラウドソーシングサービス「Designclue」。世界に通用するクリエイティブを得られると評価されるこの仕組みを活用した動画制作専用のサービスが登場する。
Designclueの運営会社であるPurpleCowは2014年3月18日、クラウドソーシングの仕組みを応用した動画制作プラットフォーム「Crevo』(読み方:「クレボ」)」を開始した。
最大の特徴は、クラウドソーシングでチーム編成まで行う点。
ロゴやインフォグラフィックなどを主力としたDesignclueでは、一人のデザイナーが成果物を手がけていたが動画はディレクターやクリエイター、声優など複数のメンバーが同時に一つの作品作りに関わる。
[もっと読む…] about 「Crevo」世界のクリエイターにアプリ紹介アニメを作ってもらえるクラウドソーシング 【@maskin】
[読了時間5分]
【シリコンバレー】300以上のスタートアップの集まるシードアクセラレータPlug and Playに入居するJadoos。彼らが3月10日に日本を初め全世界でリリースしたフォトアプリTwisterを取材した。
[もっと読む…] about 自立したiPhoneが360°回転してパノラマ写真を撮ってくれるアプリTwister【@Naruki】