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予測通り新型iPhoneにはテレビ電話機能が搭載された。iPhoneがコミュニケーションツールとしてまた一つ階段を登ったわけだ。しかし当面は無線LANを通じ新型iPhone同士でなければテレビ電話はできない。相手がいる機能だけに、制約が多ければ多いほど普及の足かせとなりそうだ。
新型iPhoneであるiPhone4のテレビ電話機能「FaceTimeビデオコーリング」を説明した米Appleのスティーブ・ジョブズ氏は、無線LANが利用できる場所でないとFaceTimeを利用できないことを明らかにしたあと、携帯電話の3G回線を使ったFaceTimeの利用を可能にするために携帯電話会社と協議中であると語った。
携帯電話会社が3G回線を使ったテレビ電話サービスに難色を示すのは十分に理解できる。テレビ電話には膨大なパケット通信コストがかかるからだ。しかしFaceTimeが広く普及するためには、いつでもどこでも通信料金を気にせずに通話できる環境が不可欠。でなければ数年前にサービスインしたもののまったく普及しなかった日本の携帯電話のテレビ電話機能の二の舞になってしまうだろう。
消費者が納得するような料金プランを各国の携帯電話会社が出してくるのは、いつになるのだろうか。その日まで、FaceTimeはiPhone4の目玉機能にはならない。FaceTimeがiPhone4購入の動機にはならないだろう。
新型iPhone明日未明発表?見どころは孫氏の対応【湯川】という記事を書いたが、孫正義氏率いるソフトバンクはジョブズ氏の説得に首を縦に振らなかったということのようだ。
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