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Yahoo! JAPANを運営する検索国内最大手のヤフーとレンタルソフトチェーン「TSUTAYA(ツタヤ)」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)は7月14日、CCCが提供するポイントサービス「Tポイント」を「ヤフーショッピング」に導入することを筆頭とした包括的業務提携で基本合意したと発表した。
この提携で、2010年内にヤフーショッピングでTポイントが使用できるようになるほか、TSUTAYA利用時にヤフーポイントを指定できるようになる。
両者はこの提携で、ネットで1か月あたり約5213万人超のユニークカスタマー数(Nielsen Online「NetView」2010年5月ー家庭もしくは職場からのアクセスによる)Yahoo! JAPANと、リアル店舗で3,500万人超の会員を持つCCCが連携することで、ネットとリアルを融合したサービスが展開することが可能になるとしている。
具体的な連携は以下の通り。
ポイントサービス連携を2010年内に実施
・Yahoo!ショッピングでの買い物で、「Yahoo!ポイント」「Tポイント」を選択可能
・Tポイントサービス参加店ご利用時に、「Tポイント」だけでなく「Yahoo!ショッピング」も利用することが可能となる
・「Yahoo!ポイント」「Tポイント」間の交換はできない
広告事業連携の模索
・インターネットとリアル連動型の新規広告商品の開発、広告事業連携
地域事業連携の模索
・Yahoo! JAPANの持つ地域情報サービスおよびCCCの提供するTポイントサービスに関する相互営業等
インターネットサービス連携の模索
・両社が持つエンターテインメント関連サービスやコンテンツの連携
・新たなエンターテインメント関連サービスの構築
・インターネットとリアル連動型サービスやコンテンツの連携
以上とのことで、具体的になっているのはポイント連携のみ。しかし、この提携により、ローカル検索に注力したいヤフーと、ネットとの連動を果たしたいCCCの思惑がマッチすることとなる。今後、日本ネット界の長年の夢である「ネットとリアルの融合」に向け、どんな企画が実行に移されるのか注目される。
■ ニュースリリース
Yahoo! JAPANとCCCの包括的業務提携について
著者プロフィール:増田(maskin)真樹(twitter:maskin)
1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。
6月17日 翔泳社より「Twitter情報収集術」を発売。
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