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韓国サムスンエレクトロニクス社は2013年1月27日、クラウド対応の音楽サービス「Music Hub」をローンチした。
「Spotify」と似たサービスで、所有する楽曲をクラウドにアップロードして複数のデバイスで使用できるようにすることができるほか、このサービスに登録された1900万曲超にも登る楽曲を聴くことが可能。楽曲は随時追加されていく予定で、気に入った曲は一部に限定されるが購入もできる。また、パーソナライズできるストリーミングラジオの機能もある。
対応するモバイル端末は、現時点ではサムスン社の 「Galaxy S III および Note II」にのみ対応しているが、順次対応機種を拡大していく考え。Mac OS XやWindows用のアプリも提供されている。
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「Spotify」以外の競合サービスとしては、クラウド対応のAmazon「クラウドプレイヤー」、Google「Music Store」がある。
サブスクリプションモデルの楽曲配信サービスの競合としてはソニーの「Music Unlimited」が記憶に新しい。また、同日(フランスの展示会 Midem)で、ノキアも月額3.99ドルの音楽サービス「Music+」を発表している。
乱戦状態に入るデジタル音楽市場。サムスンはデジタル音楽のハブを目指すというが、今後どうなるか。気になる価格設定は現時点では非公開だが、目が離せなくなりそうだ。
【関連URL】
・Music Hub
http://www.eu.musichub.com/music/home
・1,500万曲が聞き放題!音楽配信サービスSpotifyをあらためて使ってみた【梶原 健司】
http://techwave.jp/archives/51720971.html
デジタル音楽の対不正コピーをさけびつつ売上減と対峙する音楽業界と、イノベーションを起こしたいIT業界の主導権争いという構図から一歩抜け始めたような気がする。かつて、デバイスやプラットフォームごとに聴ける音楽が異なるという事態が怖かったけど、DRMフリーの流れからその不安は少しずつ減少している。いかに音楽コンテンツを自由に魅力的なものとして流通させるかという論調が主役になりつつあり、こうして音楽プラットフォームにおける機能的包括的サービス競争が加熱することで、リスナーの音楽熱が再燃するのであれば喜ばしい限りだ。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。