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2012年は、日本のアプリが世界で躍進した年だった。
2012年10月、Google Playマーケットで、日本のゲーム系パブリッシャーがトップを独占し、売上総額で米国を抜き (遂に日本が米国を抜く、Androidアプリ世界売上 月ランクではコロプラは圏外から2位に浮上) 、11月にはLINEが、非ゲームのカテゴリーでGoogle PlayおよびiOS双方で売上世界トップの座についた。
では12月はどうだったか。2013年1月30日、スマートフォン等のアプリマーケットの調査を専門とする米AppAnnieは、2012年12月度の調査レポート「App Annie Index」を発行した。
タイトルは「The Rise of Google Play (Google Playの台頭)」。
Google Play 売上で日本勢が圧倒的存在感
iPhone5 に充電できる充電器(実機確認済み)2つのUSBポートで同時に充電可能な大容量の7000mAh… |
冒頭のグラフは、iOS App StoreとGoogle Playにおける総収益の推移を表わしたグラフ。双方とも2012年10月から12月の成長が著しい。
特にGoogle Playについては、以下のグラフが示す通り、東アジア勢 (日本と韓国)が牽引する形で7-12月の半年間で倍以上に成長している。
iOSのパブリッシャー売上げランキングでは、ガンホーオンラインが6ポイントアップで5位、スクエアエニックスが8ポイントアップで9位といった動きがあった。
日本勢が活躍するGoogle Playのパブリッシャー売上げランキングでは、1位にLINEのNHN JAPAN、2位にDeNA、3位にガンホーオンライン、4位にGREE、5位にコロプラという日本勢が独占状態。ゲームではガンホーオンラインの「パズル&ドラゴンズ」が1位になっている。
アプリ単位の売上で見ると、非ゲーム部門で、「LINE」が両マーケットで世界トップとなっているほか、Google Play ゲーム部門でも「LINE POP」が3位に浮上しているなど、勢いがある状況。
また、レポートの中では、iOS マーケットで中国が始めて世界6位に浮上した点に注目している。何といっても人口の多さは強みであり、Apple CEO ティムクックが2013年1月10日に中国入りするなど、今後もiOSデバイスの拡大策に注力することから、今後も中国内での売上げ増が予想されるとしている。
なお、データのソースは「App Annieインテリジェンス」のマーケットデータを使用しているとのこと。今後も毎月、パブリッシャー売上げランキング(iOS/Google Play)・パブリッシャーダウンロードランキング(iOS/Google Play)・アプリ(ゲーム)売上げランキング(iOS/Google Play)・アプリ(ゲーム以外)売上げランキング(iOS/Google Play)のデータを公表していく予定だ。
【関連URL】
・App Annie Index January 2013: The Rise of Google Play – App Annie Blog
http://blog.appannie.com/app-annie-index-january-2013/
・世界売上トップに「LINE」、Android/iOSで制覇 2012年11月レポート 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51773594.html
・遂に日本が米国を抜く、Androidアプリ世界売上 月ランクではコロプラは圏外から2位に浮上 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51771541.html
東アジア勢のGoogle Play分野における勢いは、今後マーケットの成長にともないより強みを増していくだろう。日本国内ではある程度、スマホゲームの飽和感がささやかれるが、世界をターゲットにして考えればまだチャレンジできる領域はあると考えてもいいと思う。それと、1億ユーザーを突破した「LINE」。スマホコミュニケーションの分野は、LINEが牽引する形で一気に世界の力を集約されつつある状態。今後、どれくらいのタイミングで、マーケットの色合いが変化するかが注目される。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。