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Sansan(旧三三)は2013年6月24日、名刺をスマートフォンのカメラで撮影するだけでデータ化できる無料のクラウド名刺管理サービス「Eight」の大規模リニューアルを実施した。
「Eight」のリリースは2012年2月。
名刺写真のデータ化は、クラウドソーシングでデータ化され、機械的に文字認識をするソフトより精度が高いと、リリース以来、ユーザーは20万人を突破し、データ登録された名刺は累計で500万枚に上るという。
今回のメジャーアップデートの最大の目玉は、データ化できる項目数の制限を撤廃したこと。
全項目を無料でデータ化できるようになり、キーワード検索で探しやすくなるだけでなく、住所で地図を表示するといった名刺データベースとしての利便性が大幅にアップすることになる。
また、PCウェブビュワーのレイアウト改善や、スマホアプリ使用中にオフラインでの閲覧検索も可能にするなど、ビジネス住所録としての存在感が向上している。
Sansanはこのリニューアルを「名刺を「ためる」アプリから名刺を「使う」アプリへ」という変化と説明しており、クラウド名刺サービスとしてのいち完成系としてとらえているようだ。
去る4月23日にはニッセイ・キャピタルおよび既存株主であるGMO VenturePartnersを割当先とする総額約5億円の第三者割当増資を実施することを発表しており、これを期に今後は世界規模でユーザー拡大に注力するとのこと。
当面の目標としては日本国内で1000万ユーザー。国際展開としては2013年9月には英語版と中国版をリリースする考えだという。
【関連URL】
・個人向け/名刺管理サービスEight(エイト)
https://8card.net
・これは決定版!クラウド&人力で名刺をデータ化する「Eight」が一般公開【本田】
http://techwave.jp/archives/51728044.html
これだけスマートデバイスが普及しても紙の名刺交換は減る気配がない。イベントやセミナーで名刺交換をする機会が多い僕は、正直いって名刺交換プロセスが破たんして困りまくっているのだが、世界中どこを見ても決定版というものがない。もちろんLinkedInというウェブ寄りのサービスはあるのだが、紙の名刺の代替となっているというわけはないので別の存在という認識をしている。実際、アプリマーケットをみると、どの国も名刺スキャンのアプリがトップランクにきている状態。
そう考えると世界に横たわる巨大なニッチマーケットを獲得するチャンスがあると言えるかもしれない。世界展開した際手作業スキャンのクラウドソーシングは翻訳などを含めると各国に仕事をもたらし、グローバルなビジネス機会を創出するかもしれない。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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